文化庁がインターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイトを開設。「自作の素材が勝手に使われているかも」と悩んだ時に。海外向けの対応も網羅

文化庁が「インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイト」を開設しています。

本サイトは「コンテンツを無断でコピーし、正当な対価を権利者に支払うことなく利用できる状態にした著作権侵害コンテンツ」に対し、「権利者が海賊版への対応を行う上での必要なノウハウ等を集約」していると説明しています。

文化庁が正式にそうした情報を公開した背景には「日本の権利者は、例えば米国の権利者と比較して権利行使をしない傾向にあり、結果的に海賊版の被害を拡大させているという指摘」などから、今回のサイトを立ち上げた模様です。

著作権の基本から、削除申請までの情報を提供

本サイトでは「著作権の基本と海賊版」という前提となる知識を解説するほか、実際に海賊版を発見した時の対応として「初めての『削除要請』ガイドブック」を提供しています。

本サイトの白眉と言えるのは「著作権侵害(海賊版)対策ハンドブック」でしょう。こちらにはアメリカや中国、ベトナムやロシア各国における著作権侵害の対策がまとめられております。

「海賊版対策専門家等の有識者よりヒアリングしたノウハウ・知識を集約」したものとなっております。各国の海賊版事情は簡単には把握できない情報でもあるため、一読する価値はあるでしょう。

海賊版の問題はゲーム開発でも無縁ではなく、もしかしたら大なり小なりの素材が見知らぬうちに使用されてしまっている可能性は少なくありません。本サイトをチェックしておき、早いうちに大作しておくことに意味があるのではないでしょうか。

著作権侵害対策情報ポータルサイトはこちらから

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