Unityエディタで動作する音声波形編集ツール「AudioTailor」が公開

Unity Technologiesの高橋 啓治郎氏は、Unityエディタ上で音声波形を直接編集できるツール「AudioTailor」をGitHubにて公開しました。UI Toolkitで実装され、モノラルまたはステレオの波形編集に対応しています。主に以下のような機能が実装されています。
- 無音部分のトリミング (Trim Silence): クリップの前後の無音部分を削除します。検出の閾値(dB)は設定可能で、末尾側の閾値を高めにすることで、リバーブやディケイの余韻を含めて保持しやすくなります。カット部分にはクリックノイズを防ぐための短いフェードアウトが適用されます。
- ノーマライズ (Normalize): 指定したピークレベル(dB)に合わせて音量を調整します。
- シームレスループの作成 (Make Loop): オーディオの先頭と末尾をクロスフェードでつなぎ合わせ、ループ音源を作成します。ループ位置はユーザーが手動で調整し、波形の両端を少し切り落としてsin / cosを使ったEqual Power Fade処理を行います。。
- モノラル変換 (Mix down to mono): ステレオ音源をモノラルに変換し、メモリ使用量を削減します。ビルド時に処理されるUnityエディタ標準のForce To Monoとは異なり、WAVが直接上書きされます。
ノーマライズやクロスフェードといった音声波形配列の計算処理や波形描画はBurstコンパイラとJob Systemで実装されており、マルチスレッド実行のアプローチがとられています。ただし、使う場合はAudio ClipのLoad Typeを「Decompress On Load」にする必要があります。これは内部でAudioClip.GetData APIを使用しているためでこれがDecompress On Loadでしか動きません。ここはUnityエディター側の制限で改善を待ちたいところです。





