『PEAK』開発元がパブリッシングレーベル「Aggro Crab Presents」を開始、予算8000万円以下・発売まで2年以内の作品が対象

ゲームスタジオのAggro Crabは、インディーゲームのパブリッシングレーベル「Aggro Crab Presents」を開始しました。同社は自社作品のセルフパブリッシングを続けてきたほか、『PEAK』などの販売を通じて得た資金を、他チームのタイトル支援に充てると説明しています。
対象ジャンルは限定しないものの、同社の既存カタログやコミュニティに合う、個性とスタイルを備えた作品を探す方針です。なお、Aggro Crabの出版責任者であるコーリー・ワーニング氏はGame Develoerでのインタビューにおいて、チームは「生成AIを使用しているような粗悪なゲーム(generative AI slop)」をパブリッシュすることには全く興味がないと述べています。
小規模チームのプロジェクトを中心に支援
Aggro Crab Presentsは現在、小規模チームが手がけるタイトルを主な対象としています。開発完了までに必要な予算はおおむね50万米ドル以下、発売までは2年以内を想定しています。また、自社開発と並行して対応するため、契約する作品数は年に1〜2本程度に絞る予定です。
同社は、資金のみを提供する形ではなく、開発経験とセルフパブリッシング経験を生かして伴走するパブリッシャーを目指すとしています。開発中のフィードバックに加え、トレーラー、キーアート、ブランド面などのプロモーション支援も、チームの必要に応じて共同で進める考えです。開発、プレイテスト、作品の方向性確認には、Aggro Crabの自社タイトルを担当するメンバーが関与します。
収益面では、パブリッシャーが投資額を全額回収するまで開発者に収益が渡らない「100%リクープ」を採用しない方針です。発売後の運営や生活を支える収益を開発者側へ戻すこと、リリース時の最終マイルストーン支払いを留保しないことを挙げています。
契約済みの作品としては、ThirtyThreeが開発する精密プラットフォーマー『Rebounder』と、Bubby Darkstarが開発するホラーゲーム『Subway Midnight』が紹介されています。『Subway Midnight』では、販売本数が1万本に届かなければAggro Crabが収益を受け取らない取り決めを設けたとしています。
条件に当てはまるゲームを開発している方は、いちどコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。





