スクウェア・エニックスのインディー支援「Square Enix Collective」ウェブサイトが日本語に対応、CVC新ブランド「SQUARE ENIX VENTURES」の一環として始動

スクウェア・エニックスは、インディーゲームの資金調達とパブリッシングを手がけるSquare Enix Collectiveの公式サイトをリニューアルし、日本語での表示に対応しました。Square Enix Collectiveは2014年の発足後、これまで北米・欧州地域の支部を中心に運営されていましたが、リニューアルに伴ってついに日本語での情報発信も開始した形です。同日にはコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の新ブランド「SQUARE ENIX VENTURES」の立ち上げも発表され、今後の国内インディーゲーム開発者へのサポート体制が期待されます。
Square Enix Collectiveとは
Square Enix Collectiveはインディー開発者への資金提供、投資、パブリッシング支援を行っています。2014年に始まり、これまで『PowerWash Simulator』、『Forgotton Anne』、『Tokyo Dark』などの支援を手がけてきました。支援を受けたタイトルは、クリエイティブコントロールの維持、初日からのレベニューシェア、スクウェア・エニックスのローカライズ、QA、マーケティング、流通リソースなどのサポートが提供されます。


これまでのSquare Enix Collectiveにおいても地域制限があったわけではありません。『Tokyo Dark』は神奈川県鎌倉を拠点とするインディーゲームスタジオCherrymochiが開発したタイトルです。ただし、申し込みやその後のサポートには北米・欧州支部とやり取りする必要があり、コミュニケーションにおいて言語と時差の課題がありました。
今回のリニューアルとCVCブランドとの連携によってどの程度日本語での対応が実施されるかは明らかとなっていませんが、新しいピッチ提出フォームには言語の指定がないため、日本語での申し込みも可能と予想されます。Square Enix Collectiveの統括は、日本・イギリスを拠点とする植原英明氏が担当しています。

CVC新ブランド「SQUARE ENIX VENTURES」と連動した企画として実施
SQUARE ENIX VENTURESは、スクウェア・エニックス・ホールディングスのCVC活動の新ブランドです。ゲームを中核とするデジタルエンターテインメント領域で、世界中のスタートアップへの投資と成長支援を行います。植原英明氏は、このブランドのジェネラルマネージャーを兼任しています。

投資ステージはSeedからSeries Aまでのアーリーステージを中心とし、必要に応じて戦略的なパートナーシップも行います。実績として、デンマークのゲームスタジオBetaDwarf、オンラインゲーム向けバックエンド基盤を提供する米国Pragma、クラウドゲーミングサービスを展開するBlacknut(フランス)などが挙げられています。
Square Enix Collectiveが個々のゲームタイトルへの資金提供とパブリッシングを担うのに対し、VENTURESはスタジオや技術を持つ企業への投資を担うという役割分担です。それぞれ投資部門とグローバル部門が実施しているため、先日発表された株式会社スクウェア・エニックスが主催する『SQUARE ENIX GAME CONTEST 2026』は別物のプロジェクトとなります。
Square Enix Collectiveのウェブサイトでは、ピッチデッキの作り方や提出準備のチェックリストをまとめた「インディーピッチパック」も用意されると予告されており、今後も定期的に情報発信がされる見込みです。パブリッシングや投資のパートナーを探している方は、日本語で情報を確認できるようになったこの機会に、ピッチを提出してみてはいかがでしょうか。





