オープンソースのUnity向けモジュール式エコシステム「RossoForge」が公開

ゲームプログラマーのAgustin Rosso氏は、Unity向けのモジュール式エコシステム「RossoForge」をオープンソースとして公開しました。RossoForgeは、イベントバス、オブジェクトプール、シーンのロード、UI管理など、多くのUnityプロジェクトで繰り返し作成されるシステムをパッケージ化したものです。Agustin Rosso氏自身が複数のゲームプロジェクトを通じて構築・改良してきたツール群をベースにしており、開発者が既存のワークフローを大きく変えることなく、必要なモジュールだけを選択して導入できるとのことです。
すべてのパッケージは無料で利用でき、オープンソースとして提供されています。Unity Package Manager経由で必要なものだけをインポートでき、セットアップ方法を確認するためのサンプルとテンプレートが同梱されています。
RossoForgeにはたとえば以下のようなモジュールがあります。
- RossoForge-Pool: データ駆動型のオブジェクトプールシステムです。ScriptableObjectを介してUnityエディター内でプール、サイズ、プレハブを直接設定でき、設定とコードロジックを分離できます。
- RossoForge-Events: 型指定されたイベントバスです。ゲームプレイ、UI、オーディオなどのシステム間の通信を分離し、グローバルなシングルトンの必要性を排除します。
その他のモジュールとして、アニメーションUIウィンドウ用の「Popup」モジュールや、レベル変更前に専用の遷移シーンをロードする「Scene Transition」モジュール、ユーザーデータ、ステートマシン、セーブシステムなどの一般的なゲームシステム用のパッケージも含まれています。
数ある便利フレームワーク系のひとつの選択肢として
Unityで毎回作る機能やボイラープレート、ライブラリ的な立ち位置のフレームワークはこれまで様々なプロジェクトが現れており、OxGFrameやUnity-Runtime-Framework、日本からはProject_TCCなどが登場しています。便利な機能をすぐに使用できる一方で、細かな仕様やスクリプトの構成などがゲーム内容にうまくマッチしないこともあります。こうした機能集が全てを解決するわけではないため、適材適所で導入していくかたちがおすすめです。頻繁に再構築するシステムを効率化したいUnity開発者の方は、RossoForgeのGitHubリポジトリから詳細を確認してみてください。





