Steamの開発者向け実績エディターが更新、CSV一括管理に対応

Valveは、Steamworksの実績システムを更新し、新しい実績エディターと「実績セット」機能を提供開始しました。リリース前のゲームだけでなく、既に発売済みのゲームでも利用でき、Steamworks上の実績管理画面から設定できます。今回の機能は実績の整理、ローカリゼーション、DLCや期間限定コンテンツの扱いに関係する更新です。
CSV入出力と公開前の確認に対応
新しい実績エディターは、実績の定義、セットへの割り当て、アイコン、ローカリゼーションをCSVファイルと画像ファイルで一括インポート/エクスポートできます。多数の実績を扱うタイトルでは、管理画面で1件ずつ変更する代わりに、表計算ソフトで内容を確認してから取りこむことができます。既存の実績を複数選んで別のセットへ移す「一括移動」も用意されました。
達成済みアイコンをアップロードすると、未解除状態用のグレースケール版を自動生成できます。また、表示名または説明文が対応言語で不足している実績・セットには、エディター上でフラグが表示されます。日本語と英語を含む複数言語を用意する場合、実績名・説明・セット名の抜けを公開前に確認しやすくなります。開発チームにしか表示されない開発者専用セットも作成でき、条件判定、名称、アイコン、ローカリゼーションをプレイヤーに見せずにテストできます。
「実績セット」はDLCやチャプター、ゲームモードで実績を分けて管理可能
実績セットは、実績をDLC、キャラクター、ゲームモード、チャプター、イベントなどの単位で分ける機能です。セットごとに達成状況が記録されるため、DLC用セットなら、そのDLCを所有するプレイヤーだけが進捗の対象になります。DLCを持たないプレイヤーのベースゲームの達成状況に影響しない設計です。
期間限定イベントの終了やモードの廃止などで、以後解除できない実績が生じた場合には、削除ではなく「アーカイブ」を選べます。アーカイブ済みの実績はすでに解除したプレイヤーには残りますが、未解除のプレイヤーのセットやゲームのコンプリートに必要な項目には数えられません。既存の獲得記録を維持しつつ、今後達成できない項目が出てしまう状況を避けられます。
セットの利用にはゲーム側コードやSteamworks SDKを更新する必要はなく、既存のAPI名と実績解除の呼び出しは引き続き使用できます。Steam版の開発中で、DLC、アップデート、期間限定イベント向けの実績を管理している方は、新しい実績エディターを確認してみてはいかがでしょうか。





