Playism、インディーゲーム開発者向けオンラインカンファレンス実施を告知、6月詳細発表。個人・少人数スタイルに必要な情報を提供
本日放送された、インディーゲームパブリッシャーPlayismの生放送番組「Playism Game Show」にて、同社の水谷氏から「ゲーム開発者向けのカンファレンスを予定」との発表がありました。

スライド資料からは以下の方針が予告されています。
・インディーシーンに足りていなかった「技術・ノウハウ・知見の共有」を実現
・ひとり、少人数でつくるスタイルの開発にこそ必要な情報を提供するもの
・販売や宣伝などゲーム開発以外の部分にも言及
水谷氏は動画の中で、「大型のゲーム開発者向けカンファレンスは100人などで作るゲームのためのノウハウが中心。なので、ひとりで全部やる人の向けのカンファレンスを開きたい。ノウハウを次の世代に伝えていかないと、毎回同じところでみんなしんどい思いをする。天才ではなく、秀才的な人が生きていける方法を共有する場所を提供したい。」と述べていました。
日本初のインディー開発者専用の技術カンファレンスへ
日本では、ゲーム開発者を対象とした大型カンファレンス「CEDEC」が毎年開催されています。CEDECの参加対象者は「ゲームを中心とするコンピュータエンターテインメント開発に携わる方」とあり、すべての開発者に開かれているイベントです。しかしながら、Game Developer Conference(GDC)や海外のゲーム開発者カンファレンスと比較してインディーに関する講演が非常に少ないため、あまりインディーの参加者は多くありません。どちらかといえば、ゲームエンジン主催のカンファレンスである「Unite Tokyo」や「Unreal Fest」のほうが、インディー向けの講演が多い形です。
また、かつては学生のゲーム制作者を中心とした「全日本学生ゲーム開発者連合(全ゲ連)」の勉強会イベントが定期的に開かれていましたが、2016年の開催を最後に途絶えています。そんな状況において、Playism水谷氏は、昨年2月のファミ通.comのインタビューにて「インディー向けのカンファレンスをやりたい」という構想を話されていました。
水谷:じつはデベロッパー向けのカンファレンスをやりたいと思っています。CEDECのインディーゲーム版みたいな感じですね。そんなに大規模なものにはならないとは思うのですが、カンファレンスをやったらデベロッパーさんに喜んでいただけるのかなと。
https://www.famitsu.com/news/202002/25192646.html
6月の詳細発表が告知されています。本誌では、今後も本イベントについて追ってまいります。