インディーゲーム展示会「TOKYO SANDBOX 2023」レポート。

2023年4月15日(土)にベルサール秋葉原2Fにて「TOKYO SANDBOX2023」が開催されました。

Tokyo Sandboxは、2015年に「東京インディーゲームフェス」としてスタートしたインディゲーム展示イベントです。後に名称を「TOKYO SANDBOX」にリニューアルし、コロナ影響での中止期間を経て、去年より再開となりました。

雨天ながらも盛況な会場

イベント会場はベルサール秋葉原(秋葉原電気街口の金色のビル)の1室を使用したものです。去年は2日開催のところ、今年は1日開催となりましたが、代わりに会場は広くなりました。出展者数は80組程度いましたが通路は非常に広く取られており、全ブースに椅子を配置しているにも関わらず快適に見て回ることができました。

TOKYO SANDBOXは他のインディーイベントと比較して、海外発の作品の展示や海外から日本にやってきた開発者の参加が多い印象です。去年と比べて感染症に関する規制が多くの部分で緩和されているのもあってか、去年よりも海外の方の来場が増えた印象がありました。

出展者の割合としては、個人小規模インディが中心ではありますが、ゲーム開発会社による有名タイトルのスピンオフなどの作品群も10作品を超える規模でありました。また、今回初お披露目となった作品も多く見られました。

各ブースの見せ方、展示の傾向

本イベントではイスを設置することが基本になっているようで、高い位置に画面を設置しているブースは非常に少ないようでした。代わりに中規模タイトルの参加が多かったため、のぼり旗や大きな飾りをしたブースが多いように見えました。

他に、Steam Deckを利用しているブースが多く見られ、隣り合ったブース両方で使用しているケースもありました。

Steam DeckはValve Corporationより販売されている携帯ゲーム機型ゲーミングPCで、日本では昨年末頃から入手可能になりました。開発者目線からすると、開発中のテストプレイに使える上、そのまま展示用端末として使用できる点が好評のようです。

競争が激しくなってきたインディーゲームイベント

近年、インディーゲームイベントが急速に増えてきています。直近だけでもIndie Games Connect(出展、入場共に無料)や東京ゲームダンジョン(出展3,300円~、入場750円)があり、出展のしやすさや来場のしやすさで言えばTOKYO SANDBOX(出展2万円、入場2000円)は厳しい戦いを強いられていますう。

とは言え、海外タイトルの展示や来場者が多いという特徴は健在です。、法人格を持つ企業による中規模タイトルの出展も多く、コンテストなどのイベントを開催しています。イベントとしての特徴や文化がどのようになっていくのか、今後の展開に注目です。

Tokyo Sandbox公式サイトはこちら

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