Audiostockが持つ90万点以上のBGMや効果音をUnityやUEへ簡単インポート。ゲーム開発用のサウンド機能拡張SDK「CRI ADX」が連携機能を提供

[UPDATE] 株式会社オーディオストックからのプレスリリースの内容を反映しました。

株式会社CRI・ミドルウェアは、同社ブログにて、ゲーム開発向け統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX」へAudiostock連携機能を追加したことを発表しました。株式会社オーディオストックも、プレスリリースにて連携について発表しています。

ゲーム開発を応援するサウンドミドルウェア「CRI ADX」「CRI ADX LE」とストックミュージックサービス「Audiostock」が連携を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000008492.html

同機能は、サウンドオーサリングツール(ゲーム用のサウンドデータの設定ツール)「CRI Atom Craft Ver.3.55.00」から追加されます。Atom Craftツールの中でAudiostockのページを開き、直接ツール内へ音源をインポートできます。

■ サウンドミドルウェア「CRI ADX」「CRI ADX LE」で「Audiostock」の音源が自動インポート可能に

「CRI ADX」は、クロスプラットフォーム開発に最適なオーディオミドルウェアです。累計9,000超のライセンスが世界中のゲームに導入されており、ゲーム開発で要求される多様なサウンド演出を手軽に実現しています。「CRI ADX LE」は「CRI ADX」の無償版として、インディーゲーム開発者を中心に幅広く利用されています。

この度の連携により「CRI ADX」「CRI ADX LE」のユーザーは、付属ツール上でAudiostockの音源を単品購入または対象の定額制プラン(※)の契約によってダウンロードすると、自動的に音源がインポートされるようになりました。Audiostockで販売中の、ゲーム向けのBGMや効果音など、90万点以上の幅広いジャンルの音源から選曲・試聴・ダウンロードが可能です。

ユーザーは従来「CRI ADX」「CRI ADX LE」の利用時に発生していた、Audiostockの音源を一度ダウンロードしてから手動でインポートする作業の工程を削減することができます。「CRI ADX」「CRI ADX LE」の付属ツール上で、音源の選曲から自動インポートまでが可能となることで、ユーザーのゲーム開発の効率化をサポートしてまいります。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000008492.html

Audiostockとは

Audiostock は、BGM・効果音のロイヤリティフリー音楽販売サービスです。2025年4月時点で90万点以上の音源が登録されており、1点ごとの販売の他、サブスクリプションに登録すれば定額で使い放題となります。ゲームでの活用事例も多いサービスです。

CRI ADXとは

CRI ADXは、UnityやUnreal Engine、C++ネイティブ開発などの様々なゲーム開発環境で使用できる、サウンド機能SDKです。ゲーム開発で要求される多様なサウンド演出を手軽に実現でき、インタラクティブミュージックなどの厳密な制御を必要とするシステムもライブラリに同梱されています。

ADXはゲーム開発環境やゲームエンジンにインポートするライブラリのほか、ゲーム内での音の鳴り方(ランダムな再生やカテゴリごとの音量制御など)を専用ツール「Atom Craft」で設定し、ゲーム側のコーディング量を大きく減らすことができます。

大規模開発会社に提供されている「CRI ADX」のほか、インディーゲーム開発者向けエディション「CRI ADX LE」が無償で提供されています。昨日はほとんど同一です。

最近の事例では、PS4『SAND LAND』のサウンド演出開発に活用され、CEDEC2024でその詳細が紹介されました。

Audiostockをすでに活用しているゲーム開発者も多くいると思われますが、これまではまずweveファイルをローカルPCにダウンロードし、それをUnityやUEにインポートし、UnityならAudioSource、UE BPならPlay Soundノードでループやランダムなどの音の鳴り方やタイミング、各種制御の設定を行うワークフローであったと思います。

CRI ADXを介して効果音やBGMのインポートを行うことで、ローカルのダウンロードフォルダを汚さずにゲーム開発環境へデータを取り込めるほか、音のデータ側に鳴り方の制御情報を埋め込んでおけるほか、煩雑になりがちなサウンドデータをツリー状のデータ構造とタグ付け(カテゴリ付け)で管理可能でき、手間と工数を抑えることができます。この機会に、ADXをぜひ試してみてはいかがでしょうか。

CRIWARE Portalの記事ページはコチラ

CRI ADX LEのダウンロードはコチラ

Audiostockの公式ウェブサイトはコチラ

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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