効果音ツール「DSP Fantasy」が公開。中世ファンタジー世界の音作りに適したDSPシリーズの新作
株式会社Tsugiが、効果音生成ソフトウェア「DSP」シリーズの新作「DSP Fantasy」をリリースしました。製品名どおり、中世ファンタジーをテーマとした作品に生かせる効果音を作るのに適したツールです。
価格は4,900円(税込)。一般的なプロ用の効果音素材集が数万円かかるのに対し、コストパフォーマンスの良さを特徴としています。さらに、効果音のバリエーションも作成可能なため、さまざまな場面に応用できる点も魅力に挙げています。
ファンタジー世界に命を吹き込む音作り
では、DSP Fantasyはどのような機能を持っているのでしょうか?
まず主な機能として、作品のさまざまな場面に適した音作りを特徴としています。クリーチャーや魔法、そしてダンジョンなどの環境音といった音を制作するためのサウンドモデルが取り揃えられています。
またサウンドモデルがどれくらいのクオリティなのか、実際に聴いてみて確認できるようにサンプルが用意されています。SoundCroudに公式にアップロードされているため、チェックすることが可能。以下、いくつかの効果音サンプルになります。
さらに、サウンドモデルごとにユーザー自身でカスタマイズも可能。独自のプロシージャルサウンドエンジンによって音を作りだす機能から、細やかな用途に合わせた音作りできるようにしています。
作品に使おうと思ったサウンドモデルや、カスタマイズしたサウンドはUnityにそのままエクスポートする機能も用意。とてもスムーズにゲーム制作へとつなげる配慮もなされているのです。
加速度的に展開されるDPSシリーズ
コストパフォーマンスや細やかな機能に優れるDPSシリーズで、もうひとつ際立っているのはその展開の広がりでしょう。
今回新たにリリースされたDSPシリーズの新作DSP Fantasyですが、今年3月にSF向けのサウンドツール「DSP Sci-fi」がリリースされたばかりでした。これまでもアニメ向けの「DPS Amime」やレトロゲームサウンドの「DPS Retro」などがリリース。さまざまな需要に答えたサウンドツールを提供している中、最近は展開を速めているように見受けられます。
ファンタジーをテーマにしたビデオゲーム制作を考えているクリエイターは是非ともチェックしておくべきツールだと言えるでしょう。また、その他のテーマのビデオゲームを作ろうと考えているクリエイターも、今後のDPSシリーズに注目することがおすすめです。