Unityがインディー開発者へ「基本無料・アイテム課金モバイルゲーム」用のアクセラレータープログラム「Game Growth」を開始

Unityが公式ブログにて「Game Growth」という新しいサービスの開始を発表しました。

このサービスはスマートフォン向けの「Free to Play (基本無料・アイテム課金)ゲーム」を開発しているインディーゲーム開発者に向けたアクセラレータープログラムであり、ゲーム開発・運営を行うクリエイターにとって役立つものとなっています。

「プレイヤーを獲得し、夢中にさせていくため」のプログラム

現在は早期アクセスで展開しています。公式ブログによれば、本プログラムはインディーゲーム開発者と提携し、ゲームを迅速かつ効果的にスケーリングできることを目的だと説明しています。

本プログラムのパートナーになると、ユーザー獲得のための資金と同時に、エンゲージメント、ライブオペレーション、収益化などに関する業界最先端のツールとエキスパートにアクセスできるようになります。

本プログラムに関して、公式に詳しいF&Qページが用意されています。Game Growthの概要の他、プログラムへの申し込みについてなどの詳細がまとめられています。

プログラムを利用するときの注意点や、今後の展望

Game Growthに申し込む際には注意点があります。まず、アプリが英語でもリリースされる予定である事。アクセラレータープログラムは、おそらく英語でのやりとりが中心になりそうなこと。そして冒頭申し上げたように、本プログラムは「運営型の基本無料・アイテム課金モバイルゲーム」でなくてはならない、という点です。

国内インディーのスマートフォンゲームにおいて、個人や数人チームで基本無料・アイテム課金ゲームの運営にチャレンジしているインディーは多数存在しますが、現在中心的なスタイルは「広告表示+広告削除などの1回少額課金」です。おそらく本プログラムは、30~50人程度のアプリ開発会社のことも含めて「インディー」と表現していると想像できます。

残念ながら、広告モデルを採用しているモバイルゲーム開発者や、PC・コンソールゲーム向けのゲームを開発者しているインディーは本プログラムの対象外です。今後、新しい企画で「運営型の基本無料・アイテム課金モバイルゲーム」にチャレンジしようとしているインディークリエイターは申し込みを検討すると良いでしょう。

対するEpic Gamesは、すべてのインディーゲーム開発者に開かれた資金提供プログラム「Epic MegaGrants」を展開しています。その施策を見ると、今回のプログラムは対象者数が限定的に感じます。異なるビジネスモデルのクリエイターには別の支援プログラムを行う等、今後のさらなる展開に期待したいところです。

Game Growthの申請はこちらから可能となっています

公式ブログ:「Game Growth」発表

プログラムの申請はこちらから。

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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