Unity向けビジュアルノベルツール「宴4」のサウンド演出機能を強化する「CRI ADX Plugin for 宴4」が公開

Unity向けビジュアルノベルツール「宴4」で、CRI・ミドルウェアの音声ミドルウェア「CRI ADX」を利用可能にするプラグイン「CRI ADX Plugin for 宴4」が公開されました。

宴とCRI ADX、二つのツールを連携させるブリッジライブラリ

「宴」は、Unityアセットストアで提供されている、ビジュアルノベル制作に特化したツールキットです。プログラミングの知識がなくとも、Excel形式のファイルでシナリオを記述するだけで、立ち絵の表示、テキストの進行、選択肢の分岐といったノベルゲームの基本的なシステムを構築できます。ノベルゲームだけでなく、他のジャンルのゲームにアドベンチャーパートを組み込む際にも活用されています。


「CRI ADX」は、多くの商用ゲームで採用実績のある音声ミドルウェアです。音声データの圧縮・再生管理をべーすにプラットフォームごとの差異を吸収しながら、遅延とCPU負荷が少ない音声再生を実現します。
ゲーム内の状況に応じて音声を動的に変化させる「AISAC」と呼ばれる機能により、キャラクターの体力に合わせてBGMの曲調を滑らかに変えたり、特定の環境下で音声にリバーブ(反響)をかけたりといった演出を、少ない実装量で実現できます。

インディーゲーム開発者や学生向けには、無償で利用できる「CRI ADX LE」が提供されています。先日はNintendo Switchへの対応も発表され、対応プラットフォームはPC/Mac/iOS/Android/Nintendo Switchです。



今回公開された「CRI ADX Plugin for 宴4」は、この二つのツールを連携させるためのプラグインです。もともと「宴3」向けに提供されていたプラグインをベースに、有志の開発者によって「宴4」に対応する形で改修・公開されました。

プラグイン導入で可能になる動的な音声演出

このプラグインを導入することで、「宴」のシナリオ記述からCRI ADXの機能を直接コントロールできるようになります。具体的には、以下のような演出がシナリオのコマンドを通じて設定可能になります。

  • 状況に応じたエフェクトの付与: 洞窟のシーンではキャラクターのボイスに反響を加え、街中では環境音と馴染ませるなど、場面に合わせた効果を自動的に適用する。
  • シームレスなBGM遷移: シリアスな展開になった際に、BGMを一度中断することなく、より緊張感のあるパートへと自然に移行させる。
  • ASMRのような立体的表現: ヘッドホンの左右バランスを細かく制御し、キャラクターが耳元でささやくような演出を行う。

これらの機能により、開発者はより一層、物語への没入感を高める音声演出を手軽に実装できるようになります。導入方法や具体的なコマンドの使用方法は、公開されている記事で詳しく解説されています。

サウンド演出は、プレイヤーに「ゲームの品質が高い」思ってもらえる大切な要素です。Unityで宴4を使ってゲームを開発している方は、このプラグインの導入を検討してみてはいかがでしょうか。



CRI ADX Plugin for 宴4 はこちら

CRI ADX Plugin for 宴4のGithubページはこちら

igjd

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