Photon FusionがGodotエンジンに対応。4.6向けのプレビュー版を配布開始、GDExtensionアドオンとして提供。

Exit Gamesは、マルチプレイネットワークソリューション「Photon Fusion」のGodotエンジン対応について、プレビュー版(SDK 3)を公開しました。
Godotのノードベースワークフローに統合されたマルチプレイ環境
Photon Fusion for Godotは、GDExtensionアドオンとして提供され、Godotの標準的なノードベースのワークフローに統合されています。特別なベースクラスを継承したり、エンジンを再ビルドしたりする必要はなく、Steam版を含む標準のGodotエンジンでそのまま利用可能です。
開発者はGDScriptを使用してゲームプレイのコードを記述し、シングルプレイのプロジェクトと同様にシグナルの接続やインスペクタでのプロパティ設定を行うことができます。ネットワークオブジェクトのスポーンも、FusionSpawnerにシーンを登録してspawn()を呼び出すことで、同じルーム内の全クライアントに作成されます。
Photon Fusionは、従来のクライアント・サーバー型ネットワークではなく、共有権限(Shared Authority)モデルを採用しています。各クライアントが自身のオブジェクトをローカルで所有・シミュレーションし、Photon Fusionのサーバーコードがワールドの状態キャッシュを維持します。これにより、ゲームの途中で参加したプレイヤーも自動的に状態のスナップショットを受け取ることができ、手動での状態を同期するコードは不要です。また、位置や回転、速度などのプロパティを自動的に同期する機能も備えています。RigidBodyノード(2Dおよび3D)に対しては、予測物理(Forecast Physics Prediction)機能が提供されており、最後の既知の速度と重力を使用してボディの位置を推測し、次の更新が到着した際にズレを補正します。
料金プランと利用条件
Photon Fusionは、開発および公開初期段階のプロジェクト向けに無料枠を提供しています。20 CCU(同時接続ユーザー数)までの開発用ライセンスと、1つのアプリケーションで100 CCUまで利用可能な公開用無料ライセンスが用意されています。ゲームの規模が拡大し、無料枠を超える場合には有料プランへの移行が必要です。例えば、500 CCUのプランは月額約22,416円、1000 CCUのプランは月額約43,651円となっています。
現在、Photon Fusion for Godotは開発プレビュー版として提供されており、本番環境での使用は推奨されていません。興味のある開発者は、公式ドキュメントや提供されているサンプルプロジェクトを通じて、機能の検証を行うことができます。
Photon Fusion for Godotの詳細やSDKのダウンロードについては、以下の公式ドキュメントをご確認ください。





