GodotエンジンがNintendo Switch 2に対応。Godot管理メンバーが立ち上げた家庭用機サポート企業W4 Gamesがモジュールを有償提供

W4 Gamesが提供する、Godotゲームの各家庭用ゲーム機向け移植モジュールがNintendo Switch 2に対応したことが発表されました。現在、Switch 2の開発権限を持っている開発者であればベータ版の試用に申し込むことができます。

Godot Engineはオープンソースのゲームエンジンですが、それゆえ家庭用ゲーム機などの機密情報が関係する技術はオープンな場でのサポートが行えません。それを補完するためにGodot Foundationのメンバーが立ち上げた企業体が「W4 Games」です。これまで、PlayStation / Xbox / Nintendo Switch向けのモジュールを提供してきたほか、Godotのビルドやバックエンドなどのクラウドサービスなどを提供しています。

家庭用ゲーム機移植モジュールは、当該のゲーム機の開発ライセンスを取得している開発者であれば、だれでも申し込むことができます。会社規模などに応じて利用費用は異なり、30人以下のチームであれば年間800ドルのスタートプランが利用できます。

以下、公式ブログより。


Nintendo Switch 2 向け W4 コンソール ベータ版が利用可能になりました!

他のサポート対象プラットフォームと同様に、Switch 2 ポートはベアメタル実装であり、Godot プロジェクト向けに最適化されたネイティブパフォーマンスを実現するために構築されています。オリジナルの Switch ポートと比較して、Switch 2 バージョンは新しいハードウェアを最大限に活用し、パフォーマンスをさらに向上させています。

この移植版は現在ベータ版です。製品版としてリリースできる状態ですが、正式リリースの認証はまだ取得しておらず、商用タイトルへの搭載はまだ行われていません。この早期リリースを最大限に活用していただけるよう、ベータ期間中は追加料金なしでプレミアムサポートをご提供いたします。



ベータ版への応募方法

Nintendo Switch 2のライセンスを取得し、開発キットを持っている開発者であれば、フォームから問い合わせをすることで申請が可能です。今後正式版に向けて開発が進むと見られますので、Godotエンジンでゲームを作っている方は覚えておきましょう。

問い合わせはこちらから

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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