CEDEC AWARDS 2020で『グノーシア』、『Effekseer』が優秀賞にノミネート。

国内最大のゲームカンファレンス「CEDEC 2020」の公式サイトにて、「CEDEC AWARDS 2020」各部門のノミネートが発表されています

ゲームデザイン部門には『グノーシア』がノミネート。本作はゲーム開発集団・プチデポットが開発し、人気のアナログゲーム「人狼ゲーム」を下敷きにしたループSFとして大きな話題を呼んだ作品です。

エンジニアリング部門には『Effekseer』がノミネートしました。これはオープンソースのエフェクトツールであり、日本の同人・インディーゲーム開発者の中でよく知られたツールです。

CEDEC AWARDSではどんな形でノミネートされるのか

CEDEC AWARDSではまず部門ごとに5つの優秀賞が決まります。その中からCEDECの参加者投票で最優秀賞が決まり、CEDEC会期中に発表される形です。

CEDEC AWARDSでは、例年インディーゲームを含む小規模作品の優秀賞がノミネートされます。過去には『勇者ヤマダくん』や『Downwell』、『Papers, Please』などが選ばれてきました。

エンジニアリング部門で『Effekseer』がノミネートされた意義

とりわけ興味深いのは、『Effekseer』がエンジニアリング部門でノミネートされたことが挙げられます。

さまざまなエフェクトツールがある中、Effekseerの存在感が徐々に大きくなっていくのは、無償ツールというだけではないでしょう。『SAMURAI SPIRITS』などの大型タイトルにも採用されるようになり、『RPGツクールMZ』では標準のツールとして組み込まれています。大規模タイトルからインディーまで、ゲームの規模に関わらず、学生からプロフェッショナルまで幅広いクリエイターが利用できることが大きいです。

今後は無料の3Dモデリングツール「Blender」のように、エフェクト開発者にとって当たり前のように使われるツールとなっていくでしょう。今回のノミネートによって、さらに存在感を増していくものと思われます。

公式サイト:CEDEC AWARDS 2020 ノミネーションリスト

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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