Unreal Engine 5.8で「Steam Frame」向けビルドがサポート

Epic Gamesが公開しているUnreal Engineのパブリックロードマップにて、Valveの次世代XRプラットフォーム「Steam Frame」への実験的サポート(Experimental)が追加が告知されました。
Steam FrameとUnreal Engineの連携
Steam Frameは、Valveのスタンドアロン型のVRヘッドセットです。Arm CPUとLinuxをベースとしたSteamOSを搭載し、PCからのワイヤレスストリーミングだけでなく、デバイス単体でのゲーム動作にも対応する設計となっています。非VRゲームも動作するように設計されているため、Steamでのゲームリリース時はSteam Frameでの動作状況もストア情報に加えられる予定です。
Unreal Engineにおいては、OpenXRを介してSteam Frameでゲームを動作させることが可能です。VRテンプレートに対して新たに「bPackageForOpenXRImmersive」という設定が追加されます。
Unreal Engine 5.6においてはAndroidビルドターゲットとして構成するように指定されていますが、Unreal Engine 5.8では、Epic Games側でエンジンの必要な変更が取り込まれる予定であり、今後はプラグインのみで動作するようになるとされています。
Steam Frame向けの最適化として、Variable Rate Shading(VRS)やDynamic Resolutionといった機能もサポートされており、ハードウェア制約の中でパフォーマンスと描画品質のバランスを取るための仕組みが提供されています。
Steam Frameは、Steamworksパートナー向けに開発キット(SDK)が提供されており、2026年のリリースに向けて開発環境の整備が進んでいます。UE5.6でも動作できるとはいえ、現時点ではメモリ割り当てに関する問題や、Steam Frameコントローラーの固有入力、Foveated Rendering(VRSC)などの高度な機能を利用するため、専用のプラグインを有効化し、設定を調整する必要があります。
Unreal Engineを使ってSteam Frame向けのタイトル開発を検討している場合は、UE5.8のリリースを待ってから試験を進めてもよいかもしれません。





