UE4向け2Dゲーム開発支援プラグイン「Pixel 2D」がリリース
UE4で2Dゲームを開発する際、大きな助けになるプラグイン「Pixel 2D」がマーケットプレイスでリリースされています。
ビジュアルのみならず、ゲームシステム面もフォロー
UE4には元々公式で「Paper2D」というプラグインがありましたが、「Pixel 2D」はその進化系と謳われています。同プラグインはアンリアルエンジン公式の支援プログラム「Mega Grants」も受賞し、Epic Gamesから開発支援を受けています。
「Pixel 2D」にはアニメーションやAI、戦闘システムやアイテム管理など、2Dゲーム開発において必要になる機能を多く網羅しているとのこと。物理演算やRPGの経験値システムなどもフォローされているため、2Dゲームの開発には重宝するでしょう。
すべてがブループリントベースで設計されており、詳細な解説コメントも搭載されています。
また数ヶ月、数年に渡るアップデートの予定があり、ロードマップも公開されています。機能の詳細やロードマップは、以下のリンクの下部ドキュメントより参照できます。
マーケットプレイス「Pixel 2D – Complete 2D Engine for Unreal」
価格:11,786円
https://www.unrealengine.com/marketplace/en-US/product/pixel-2d-complete-2d-engine-for-unreal
2Dゲームの利用事例も広がりつつあるUE4
主にリッチな3D表現が取り上げられるUE4ですが、スプライト管理も可能なためドット絵や2Dアートでの表現も十分にできます。UE4ならではの強みとしては、ブループリントを使ってノンコーディングでゲームを開発できることや、光やエフェクトの華やかな表現を取り入れた2Dゲームが開発可能であるところが利点と言えるでしょう。
「Pixel 2D」の登場以前から、国内でもUE4製の2Dゲームプロジェクトがいくつか見られます。
また、「[UE4]2Dアクションゲームを作ろう #1 」というチュートリアルシリーズも始まっており、今後の盛り上がりが期待できます。
なお、「Pixel 2D」をリリースしている「Polyart Studio」は、他にもトゥーン調やローポリの景観アセットなども手掛けています。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。