ゲーム開発で注意すべき“特許”。あとでトラブルを避けるために、コンテンツ制作チーム「manicreator.com」が注意すべきケースを掲載。

インディーゲーム開発において、意外に盲点となっているものにゲームシステムの特許があるでしょう。この特許について、コンテンツ制作チーム「manicreator.com」が公式サイトにて、とりわけ注意すべきケースをまとめています

インディーゲーム開発者こそ気を付けなければならないケース

まとめられている特許には、任天堂やセガゲームス、コナミエンターテインメントといったそうそうたる企業が取得したケースが掲載されています。

「タッチパネルでチャージ攻撃」といったシステムから、「タッチパネルでジョイスティックのような操作」、さらには「上限を超えてスタミナ回復」といったシステムなど、スマートフォンのゲーム開発を行っていたとしたら抵触しかねないケースがいくつもあるのです。

記事では「知っている特許は確実に回避した方がいいと断言できます」と忠告。「インディーや中堅以下のデベロッパーは、吹けば飛んでしまいます。訴えられたら終わるので、万が一にも訴えられないようにしなければなりません」と慎重になるべきだと述べています。

いまのところインディーゲームの規模で大きな訴訟があったケースは(あくまで表向きに話題にレベルで)見られませんが、大きな企業間では特許の訴訟問題は起きています。

近年でよく知られているのは任天堂とコロプラで起きた訴訟問題でしょう。先述した「タッチパネルでジョイスティックのような操作」について任天堂が特許を取得していたところ、コロプラがヒット作『白猫プロジェクト』の操作プログラム「ぷにコン」が特許に抵触しているのではないか、ということから、この問題は広く報じられました。(訴訟の背景や法的な争点に関しては、法務の専門サイトLegalSearchにまとめられたこちらをご参照ください。)

コンテンツ制作チームmanicreator.comとは

今回の特許についてまとめたmanicreator.comは、その他にもゲーム開発においてセンシティブな問題について言及した記事を残しています。「デザインで注意すべき表現」では赤十字や六芒星、星と三日月といったシンボルを使うとき、法律に違反したり、ユダヤ教やイスラム教への冒涜となる可能性をまとめています。

またゲームデザインの改善案や、ゲーム会社の組織構造といった記事も投稿。現実的な観点からゲーム開発を行うための知見を公開しています。「もしかしたら自分の開発しているゲームが何らかの権利に触れているかも?」と思ったら、チェックして見てください。

チームの公式Twitterもあり、記事の更新のほか、ゲーム実況や勉強会を行うYoutubeについて宣伝していたりします。

公式サイト:manicreator.com

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