書籍「ゲームエンジンアーキテクチャ 第3版 」12/13発売

[Update 2020/11/19] 発売日が変更になったため、修正しました。また、日本版のカバーに差し替えました。

ボーンデジタル社より、ゲームエンジンの開発・設計をテーマとした書籍「ゲームエンジンアーキテクチャ」の第3版が発売されます。総ページ数1100ページの非常に大きなボリュームのある専門書です。

ゲームエンジンの開発に必要な機能を網羅した書籍であり、オリジナルのゲームエンジンを開発してゲームを作っているクリエイターはもちろんのこと、Unreal Engine 4などのソースコードを理解する際にも活用できる、ゲームプログラマー必携の書です。

第3版の特徴

この第3版では、これまでの版と同様に、ゲームエンジンのアーキテクチャを包括的にカバーしており、また、ゲームエンジンのアーキテクチャについても最新の情報を提供しています。
以下の内容が前書から更新され、また新規の章を追加しました。

– コンピュータとCPUのハードウェアとメモリキャッシュ
– コンパイラの最適化
– シープラス言語標準化
– IEEE-754の浮動小数点表現
– 二次元ユーザーインターフェース
– ハードウェアの並列性と並行プログラミング

本書は入門書としての役割を果たすことを目的としていますが、経験豊富なゲームプログラマーには、経験の浅いゲーム開発技術の側面についても有益な視点を提供しています。いつものように、この版では豊富な参考文献と引用が提供されているので、ゲーム開発プロセスの特定の側面をより深く掘り下げたい人にとっては絶好のジャンプオフポイントとなっています。

1章 イントロダクション
2章 仕事用ツール
3章 ゲームのためのソフトウェアエンジニアリングの基本
4章 並列・並行プログラミング
5章 ゲームのための3D数学
6章 エンジンサポートシステム
7章 リソースとファイルシステム
8章 ゲームループとリアルタイムシミュレーション
9章 ヒューマンインターフェイスデバイス
10章 デバッグおよび開発のツール
11章 レンダリングエンジン
12章 アニメーションシステム
13章 コリジョンと剛体力学
14章 オーディオ
15章 ゲームプレイシステムの概要
16章 ランタイムのゲームプレイ基本システム
17章 まだやることがあるってこと?

https://www.borndigital.co.jp/book/19115.html

翻訳は「第二版」から引き続き、Ubisoft Osaka 株式会社でゲーム開発者として活躍する湊和久氏と東京工芸大学准教授の今給黎 隆氏。今給黎氏はナムコ、セガ、グリーでゲームプログラマとして活躍した人物です。

今回の改訂版翻訳では、200ページ以上の追加があったそうです。さらに、これまでのページについても翻訳を再チェック。湊氏のツイートからはその苦労が見て取れます。

ゲームエンジンアーキテクチャ 第3版は、Amazonにて予約が開始されています。

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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