『有翼のフロイライン Wing of Darkness』のクリエイター・一柳氏と奈良輪氏インタビューがアンリアルエンジン公式サイトで公開中
ハイスピードフライトシューティング『有翼のフロイライン Wing of Darkness』(以下、「有翼のフロイライン」)が2021年6月3日にリリースされました。
本作はUnreal Engine 4(以下、UE4)で開発されたタイトルです。リリースに合わせ、アンリアルエンジン公式サイトにて、本作のデベロッパーであるProduction Exabilitiesのインタビューが公開されています。
Unreal Engine 4で開発する利点にフォーカスしたインタビュー
インタビューは3Ⅾアーティストの一柳氏と、プロデューサー兼シナリオライターを務める奈良輪氏が、主に3Ⅾでハイスピードなシューティングを実現するために、UE4でどんな機能が役に立ったか? について語っています。
一柳氏によれば、本格的な開発の前にプログラマーをスタッフに入れることができなかったそうです。そこで、プログラムができなくてもゲーム制作がしやすいBlueprintといった機能が、アーティストにとって非常に役立つものであったことなどを挙げています。ここは「ゲームの絵面のイメージはあるが、プログラミングの知識が無い」と考えているクリエイターが役立つ内容と言えるでしょう。
また、奈良輪氏は全世界でのリリースに対応するための機能として、ローカライゼーションダッシュボードが役に立ったことを取り上げています。
奈良輪氏は本機能が「各テキストの翻訳対応をはじめた所、直感的で触りやすくてすぐ使い方に慣れました」ことを語っており、煩雑な作業をやりやすくしていると語っています。こちらも、自作を世界展開することを考えているクリエイターにとって参考になるででしょう。
一柳氏は「有翼のフロイライン」を開発した経験をもとに、UE4での開発TIPSを公開していくと語っています。今後のアナウンスについては、Production Exabilitiesの公式Twitterなどで行っていくそうです。UE4を使っていきたいクリエイターは、フォローしておくことで参考になる情報を得られるでしょう。