EpicがPCクロスプレイ開発用ツールを無償公開。複数PCストアをまたいだマルチプレイ開発をサポート。

Epic Gamesは、ゲームのオンライン機能開発SDKとして「Epic Onlie Services」を無償提供しています。同社のUnreal Engine にとどまらずUnityをはじめとしたさまざまな開発環境に対応したものです。

本日、EOSの新たな機能として「PCクロスプレイ対応」が発表されました。

https://dev.epicgames.com/ja/news/epic-online-services-release-free-pc-crossplay-tools?lang=ja

本日、ゲーム デベロッパー向けに新たなクロスプレイ ツールをリリースしました。まずは PC 版です。このサービスは、プラグアンドプレイ クロスプレイのサービス シリーズにおける最初のリリースです。デベロッパーを対象として、プラットフォームとストアにまたがって自分のゲームとコミュニティをつなげるために必要なすべてのものが用意されています。

https://dev.epicgames.com/ja/news/epic-online-services-release-free-pc-crossplay-tools?lang=ja

現在のバージョンではWindows OSにてSteam と Epic Games Storeにまたがったマルチプレイが可能となり、その他のストアについても開発が進行中とのことです。 

SteamとEpic Games Storeをまたいでフレンド検索・マルチプレイが可能に

クロスプレイとして提供される機能として大きなものは、SteamとEOSのフレンドを単一リスト表示、同時検索、招待が可能になる点です。また、ストアをまたいだゲーム参加リンクの作成が可能となり、SNSを通じたゲームの誘いがプラットフォームを気にせず実現できます。

すべてのフレンドを 1 か所に。Steam と Epic Games Store のフレンドを 1 つのオーバーレイにマージします。プレイヤーは、すべてのフレンドを単一のリストで確認できます。

統合されたゲームへの招待。ゲーム内で、プレイヤーは Steam と Epic Games Store をまたがってフレンドを検索し、招待を送信できます。つながり、共にプレイすることが簡単になります。

アカウントのリンク。メールやパスワード入力なしのオンボーディング。わずか数クリックで、Steam プレイヤーはゲームに参加でき、同時に Epic Games アカウントが Steam アカウントの内部に作成されます。

更新不要の改善。ゲームをインストールすると、クロスプレイ機能が自己更新のゲーム内オーバーレイで配布されます。プレイヤーは、自身で更新操作をすることなく、新規機能と改善を利用できます。

プラグアンドプレイ SDK。Epic Online Services の各ツールセットは自己完結型です。実装が必要なサービスだけをうまく組み合わせて、必要な内容だけを組み込むことができます。それ以外のサービスや内容に対する処理は不要です。クロスプレイ ツールについてもまったく同様です。

販売ストアの拡大はインディーゲーム開発者にとって検討すべきものですが、一方でプレイヤーがPCストア間で分断されてしまうデメリットもありました。ストアをまたいだマルチプレイの開発は可能ではあるものの、小規模な開発規模にとって非常に重荷でした。今回Epic Gamesが公開したクロスプレイ機能により、どのストアで購入しても一緒にゲームが遊べる機能が負担少なく導入できる道が開けたといえます。

気になった方は、まずはなEOSのドキュメントを見てみてはいかがでしょうか。

Epic Online Serviceのリンクはこちら

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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