Steamストアでゲームの顔となる「カプセル画像」の新ルールが告知、画像にレビュースコアや受賞歴の掲載を控える方向へ。 ルールの適用は9/1から。

Steamストアページにおいて、プレイヤーが最初に目にするゲームのカプセル画像。この画像の扱いについて、使用ルールを改める発表が公式より行われました

ルールの変更とは、主にカプセル画像に使用するテキスト類に関してです。公式ブログによれば、以下のテキストやロゴの追加を控えるルールが説明。実施は今年9月1日以降から行われる予定です

  1. レビュースコアを入れない-Steamレビューや外部ニュースソースなどいかなるレビュースコアも含めないでください
  2. 賞の名前を入れない-賞名、シンボルマーク、ロゴを入れないでください
  3. 割引のマーケティングコピーを入れない-「セール実施中」や「最大90%OFF」などのテキストを入れないでください
  4. 他の製品を宣伝するテキストまたは画像を入れない- 続編や、同じシリーズに属する他のタイトルの宣伝も入れないでください
  5. その他のテキストを入れない

こうしたメディアのレビュースコアや、イベントでの受賞記録を掲載した画像は今後禁止される。

以上のテキストやロゴの掲載は、大手のAAAタイトルから小規模のタイトルに至るまで行われている宣伝手法の一つでした。アワードの受賞歴はタイトルの品質を示すものであり、こうした表記はありふれていました。

これらを禁止する理由として「ルールが明確に定義されていないことにより、グラフィックアセットに余分な要素が追加されることがあり、それが顧客に混乱を招き、時には不正確な情報を顧客に与える」ためだと説明。

具体的にはカプセル画像に評価の高さを盛るあまり、肝心のゲームタイトルが見え辛くなるほか、Metacriticのレビュースコアを記載していても、時間経過によって他メディアのレビューが集まることにより、平均点が変化してしまうため誤情報を掲載してしまうといった問題を指摘。Steamレビュースコアや受賞歴はストアページに専用のスペースが設けられているので、その機能を活用してほしい、と語られています。

さらに、「多くの画像に追加されたテキスト要素は英語で表記されているため、それ以外の言語のユーザーには伝わらない」こともガイド。Valve側はプロモのため過剰な演出をしようとする傾向に強く釘を刺すかたちとなっています。

カプセル画像ですべてのテキストの掲載を禁止するわけではなく、「テキストをゲームの各対応言語にローカライズするのであれば、最近のアップデートや新しいコンテンツをストアカプセルで魅力的に宣伝することは、全く問題ありません」とも説明。今後は自作タイトルの進捗を対応言語に合わせて連絡するための使用に限られる模様です。

今回の発表は、開発者がプロモーションに躍起になるあまりカプセル画像に要素を載せすぎる傾向を抑え、「ユーザーに高い評価があると伝えることで興味を持ってもらう」宣伝戦略を考え直させるものと言えるでしょう。カプセル画像はゲームそのものの魅力を伝える画像であることが望ましいと考えられます。あらためて公式のカプセル画像のルールを確認し、可能な範囲での宣伝で有効な画像づくりが求められています。

steamカプセル画像の新ルールについての公式発表

steamストアページ用のカプセル画像使用ルールについてはこちらから

葛西 祝

ジャンル複合ライティング業者。ビデオゲームを中核に、アニメーションや映画、アートから文学、時に格闘技に至るまで多様なジャンルを横断して執筆している。 公式サイト:http://site-1400789-9271-5372.strikingly.com/

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