SIEが「開発用ハードウェア貸し出しプログラム」を開始、ただし法人化は依然として必要
SIEは、公式ブログにてインディーゲーム開発者のためのPlayStation 5の開発用キットとPS5テスト用キットの貸与プログラムをスタートしました。
対象となる国・地域において、新たにライセンスを取得されたパブリッシャーおよびデベロッパーの皆さまに向けて、PlayStation 5の開発用キットとPS5テスト用キットをそれぞれ1台ずつお貸し出しいたします。なお、利用規約への同意が必要となります。*
PlayStation Indies:開発用ハードウェア貸し出しプログラム
これはPlayStationチームがインディーに対して「ゲーム開発の障壁をできる限り低くすること」を目的とした新しいプログラムとなります。
依然として法人化は必須
しかしながら、本プログラムを受けるためには、法人化が必須となります。開発機の貸与に申し込むには「パートナー登録」が必要であり、それには法人の登録が要求されています。
会社番号:例として、米国の場合はEIN、日本の場合は法人番号となります。
以下に挙げたような、すべての役員および役職者を確認できる法的な資格証明。
・会社設立証書
・最新の年次報告書/財務報告書
・国内における登記簿謄本またはこれらに相当する文書
https://register.playstation.net/prerequisite
日本国内のインディーゲーム開発者は法人格を持たないケースが圧倒的に多く、国内においては本プログラムの対象となる実際のインディー開発者があまり多くないであろう点がネックに感じます。ここは、今後のSIEの日本向け施策に期待したいところです。