『RPG Maker Unite』の機能拡張に関する情報が公開
プラグイン開発のほか、RPG Makerのコードを直接修正しての回収も可能です。
従来のユーザープラグインに近い形での開発が可能な「アドオン」
RPGツクールシリーズはこれまでも「プラグイン」と呼ばれる機能拡張コードをユーザーが開発・利用することができました。Uniteにおいても同様の仕組みが「アドオン」として用意され、C#での開発を行う形になっています。
ユーザーが開発したアドオンは『アドオンマネージャー』と呼ばれるウィンドウをUnity Editor内に持ち、アドオンを任意にオンオフできるとのことです。
RPG Maker由来のコードも直接改造が可能
RPG MakerはUnity Editor上で動きますが、Unityの通常のウィンドウ類は基本的に隠蔽され、RPG Makerの機能仕様に特化した構成となっています。モードを切り替えることで、Unity Editor本来のウィンドウを呼び出し、一般的なエディタを使ったソースコード書き換えなどの改造が可能になります。
モードの切り替えはウィンドウから実行できます。RPG Makerの機能のみのモード、Editor機能も表示できるモード、通常のUnity Editor画面の3モードが存在するようです。
DLL化されているものを除き、『RPG Maker Unite』のソースコードを自由に書き換えることができるとのことです。すなわち、Unityでよく使用されているライブラリやシステム系アセットをRPG Makerと組み合わせて利用することも可能といえます。
ソース改造とアドオンの使い分け
『アドオン』はRPG Makerのソースコードと衝突が起きないため、管理運用が簡便になります。可能な限りアドオンを利用し、Unity機能をがっつり使う場合はソース改造を行うスタイルがよさそうです。なお、改造関連の開発と使用は、公式サポートの対象外になります。また、後日公開されるRPG Maker Uniteの利用規約に従う必要があるとのことです。
アドオンの開発については、Steam上で公開される「開発日記第10回」にて詳しく紹介されています。興味がある方はぜひご覧ください。
https://store.steampowered.com/news/app/1650950/view/3631621750737849179