名著「UE極め本」がUnreal Engine 5に対応。大幅改定し「Unreal Engine 5で極めるゲーム開発」8月14日発売。

UE4の総合解説書として名高い「Unreal Engine 4で極めるゲーム開発」が、UE5対応版としてリニューアルされ、8月14日に発売されます。

前著「Unreal Engine 4 で極めるゲーム開発」は、UEユーザーの間で「極め本」という愛称がつけられており、UEでのゲーム開発を一通り学べる内容として必携の一冊でした。ゲームエンジンの使い方を解説するだけでなく、当時「Unreal Way」と言われていたゲームデザインを含めた開発フローが学べる名著です。

その極め本が、Unreal Engine 5に対応して帰ってきました。前著と同じく、基本的な操作や知識を学ぶ「座学編」と、ハンズオン形式で実際に開発をする「実践編」に分かれており、作業工程を動画媒体で提供しています。
全57章、832ページとかなりのボリュームになっていますが、フルカラーで実際のUnreal Editorの画面が確認できるため、理解の助けになります。また、章単位でサンプルプロジェクトが分けられており、用途のみを参照して学習することも可能です。

■前著『Unreal Engine 4で極めるゲーム開発』からのリニューアルポイント!
前著をベースにおきつつ、構成を大幅に変更し、9割以上を書き直しました。
前著が「ゲーム開発を知らないと読めないUE開発入門書」だったのに対し、今著ではある程度のゲーム開発入門書を兼ねられるよう強化しています。

・前著の90%以上を完全リニューアルし、新章を多く追加
・座学パートと実践パートに分かれたおよそ60章の大ボリュームで、プロトタイプからプロダクションまでの現代的なゲーム開発プロセスを擬似体験
・「必読の章」と読み飛ばしに対応した「任意の章」の2段構えでニーズに合わせた学習計画が立てられる
・章ごとに適性職種やジュニア向け、中堅向け、シニア向けなどの学習目安を表示
・サンプルゲーム開発工程に組み込まれた理解度チェック問題(解答付き)で学びを定着
・数学、ベクトル、三角関数、基礎物理、デバッグなどゲーム開発に必要な基礎知識を実践的に復習できる章を追加
・シーケンサー、Quixel Megascans、フォリッジ、ナイアガラ、ブループリントインターフェース、カスタムコンポーネントなど、UE4.7から今日までに追加された新機能や、前著で取り上げなかった機能を扱う章を導入
・UE5時代の新標準であるモデリングモード、強化された入力システム、Nanite、Lumen、Metasoundをカバー
・発展的な学習のために参考文献を網羅
・3Dゲーム開発が初めての読者のために、ゲーム感覚で進められるワークショップや、最低限の基礎知識を学べる章を追加
・物理エンジンの章に物理学を復習する記事、マテリアルの章に物理ベースレンダリングを概説する記事など、技術のベースとなる基礎知識の座学記事を追加
・座学パートと索引、トピックごとに細分化した章構成により、読破後も使いやすいリファレンスとして利用可能
・QRコードで主要な動画に簡単アクセス

https://www.borndigital.co.jp/book/30360.html

アンリアルエンジンは、毎度バージョンアップごとに多くの機能が追加されています。新版ではそれに合わせ、前著の内容を90%以上リニューアルし、新規に章を多数追加しているとのこと。新機能である「Nanite」や「Lumen」などの新しい機能にも対応しているので、UEから離れていた方、初めて触れる方にも、最新のUE5を学ぶにも最適な解説書になるでしょう。

著者は、UBI Softの日本支社であるUbisoft Osaka 株式会社に勤める湊 和久氏。 「South Park: The Fractured But Whole」などの開発にかかわるほか、非常に高度なゲームプログラマー向け書籍「ゲームエンジンアーキテクチャ」の翻訳にもかかわっています。

本書の発売日は当初発表から変更があり、現在Amazonでは「8月14日」となっています。UE未経験の入門者から、実際に使って学び始めた初心者まで、再び「必携の一冊」となりそうです。

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Sig

インディーゲームクリエイター。 UE4を使いPC/PS4向けアクションゲーム「Link: RH」を開発中。ほかにもフリーランスでのソフトウェア開発、バーチャルアバター文化の普及活動など、幅広く手掛ける。 https://www.reminiscedev.com/

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