『SANABI』『Lies of P』パブリッシャーの韓国NEOWIZがグローバルのコンテストを実施。「ナラティブゲーム」にフォーカス、賞金総額は約1,500万円(108,500ドル)、締め切りは2026年1月16日

『SANABI』『Lies of P』パブリッシング元である韓国NEOWIZは、「NEOWIZ QUEST」の実施を予告しました。

「ナラティブ」という言葉はいろいろな解釈があり開発者によっても扱いが異なりますが、本コンテストにおいては以下の審査基準とされています


·世界観を構成する要素が独創的で、ユーザーが手に取りたくなる設定や明確なメインテーマを備えていること

·テキスト形式・非テキスト形式に問わず、説得力のあるメインテーマに、共感を生むストーリーラインが構築されていること

·世界観やキャラクターに多方面での拡張性があり、健全なファンダムの形成が期待でき、シリーズ化やメディアミックス展開が可能なポテンシャルを備えていること

応募ページによると、「ナラティブゲームとは、ビジュアルノベルのようなテキスト主体のゲームに限りません。」とのことで、広義のナラティブと捉えてよさそうです。ゲームシステムもアドベンチャーゲーム主体ではなく、ゲームジャンルに制限はないとのことです。

プラットフォーム問わず、オリジナルゲームに限り応募可能ですが、ボードゲーム、射幸性を伴うゲーム、成人用ゲームおよび韓国内ゲーム物審査規定で禁止されている内容(過度な暴力性、扇情性など)を含む作品は対象外となります。

また、他のコンテストやプログラム等との併用も可能で、申し込みの国籍の制限はありません。ただし、入賞した場合はオンラインプレゼンテーションおよび授賞に参加できることが条件となります(このあたり通訳があるのかどうかは、現在問い合わせ中です)。

以下、プレスリリースより。

●NEOWIZ QUESTとは
 「NEOWIZ QUEST」は、グローバルなインディゲーム市場において、世界観やストーリー、キャラクターが有機的に連携する強固な「ナラティブ」の重要性に対する共感を形成し、物語を中心としたゲームの開発環境を支援する目的で企画した全世界に向けたインディゲームコンテストです。

 今回のコンテストは、公式ティーザーページを通じて、インディゲームを開発する個人開発者、開発企業、起業準備中の方など、誰でも応募出来ます。参加費は無料で、ゲームのジャンルやプラットフォームに制限はありませんが、アーリーアクセスなど、すでに商用化されている作品は応募出来ません。

●2026年1月16日までNEOWIZ QUESTのティーザーページで募集
-ゲームジャンル・プラットフォーム問わず参加可能

  • 総賞金108,500ドルで、NEOWIZ主催コンテスト史上最大規模  受付の締切日は2026年1月16日で、提出した申請書やゲームビルドは締切直前までいつでも修正可能です。約1年間の募集期間を経て、大賞、優秀賞、入賞など計10チームを選抜いたします。授賞式は2026年3月6日にオフラインで開催する予定です。  総賞金は108,500ドルで、NEOWIZがこれまで実施したコンテストの中でも史上最大規模となります。

賞金については、大賞が約1,000万円(70,000ドル)、最優秀賞が約500万円(35,000ドル)、優秀賞が約50万円(3500ドル)、その他トップ10にマーケティング支援などが提供されます。

応募要件

PC、コンソール、HTML5、スマートフォンなど、プラットフォームやジャンルを問わないオリジナルゲーム

・他者の知的財産権を損害しないデザインやコンテンツを持つ作品
・所属に関わらず知的財産権が応募者本人に帰属する作品
・早期アクセスを含め、いかなるプラットフォームでも商用化されていない作品
・個人または企業間でのパブリッシング契約が締結されていない作品
・本コンテストへの応募に際し、提出された資料は応募期間終了後に追加・修正することはできません。

その他FAQからは、「AIを活用した部分については、応募時に明確に記載する必要があります。」と記載があり、前述の「他者の知的財産権を損害しない」と関連して確認される部分と思われます。

応募期間が来年1月と長く、また全世界対象であるため、非常に多くの作品がエントリーされるものと予想されます。IndieGamesJpdevでは、主催のNEOWIZにさらなる詳細について問い合わせ中です。続報があり次第、あらためてご案内します。

ティーザーページはこちら

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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