Unreal Engine 5が発表。UE4含め粗収入100万ドルまで利用無償に

Epic Gamesは、新世代のゲームエンジン「Unreal Engine 5」を発表しました。

動画や公式記事ではUE5におけるいくつかの新しい要素について言及されています。
ジオメトリを完全自動で最適化し、映画品質のアセットをそのまま使用可能にする「Nanite」は10億ポリゴン相当のシーンを品質を劣化させずに約2000万ポリゴンへと抑え、
進化したリアルタイムライトシステム「Lumen」は従来のライトベイクなどによるライトマップの必要をなくし、リアルタイムライトだけで光の表現を可能にするとされています。
動画では他にも、現行のUE4にも搭載されているエフェクトツール「Niagara」で小動物の動きをシミュレートし表現するなど、多岐にわたる新たな技術を見ることができます。

UE4からUE5への前方互換も対応しており、現在公開されているUE4.25で開発したプロジェクトをUE5へコンバートすることも可能とのこと。
またその際の移行コストも「UE4でいくつかのマイナーバージョンアップを行う程度」とされています。

売上1億円までロイヤルティーが無償に

UE5はすべてのユーザーが無料で使用できることが発表されています。
また、UE5を使用して製作したゲームがリリースされた際も、粗収入が100万ドル(日本円にして約1億円)を達成するまではロイヤリティが免除されるとのこと。
これは2020年1月以降にリリースされたUE4製タイトルにも有効で、既にロイヤリティを払ったぶんについては対応があるそうです。

インディーでゲームを作っている人のほとんどは、一切ロイヤルティー支払いなくUnreal Engine が利用できるということです。

公式記事はこちら

https://www.unrealengine.com/ja/blog/a-first-look-at-unreal-engine-5

Sig

インディーゲームクリエイター。 UE4を使いPC/PS4向けアクションゲーム「Link: RH」を開発中。ほかにもフリーランスでのソフトウェア開発、バーチャルアバター文化の普及活動など、幅広く手掛ける。 https://www.reminiscedev.com/

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