インディーゲーム情報番組「INDIE Live Expo」主催者に聞く開催の意図と目的

6月6日20時から、インディーゲームをテーマにした番組「INDIE Live Expo」が開催されます。

INDIE Live Expo

3時間にわたって放送される本イベントは、英語と中国語に翻訳され、YouTube Live / Twitter(Periscope) /Twitch / bilibili / ニコニコ生放送と、数多くの動画プラットフォームで同時配信されます。イベントの主催は、株式会社リュウズオフィスと株式会社ワイソーシリアスからなる「INDIE Live Expo実行委員会」。新型コロナウィルス状況下におけるゲームイベントのオンライン化において、数多くの協賛を引き下げて新登場した「INDIE Live Expo」とはどういうもので、何を目指しているのか。IndieGamesJp.devでは、リュウズオフィスの小沼竜太氏とワイソーシリアスの斉藤大地氏にインタビューを行いました。

小沼竜太氏
斉藤大地氏
インタビュー:
一條 貴彰

中国で「WePlay Game Expo」の熱気に心を動かされて

——本イベントの開催体制についてご紹介ください。

小沼:INDIE Live Expo(以下、ILE)の運営を担当しております、株式会社リュウズオフィスの小沼です。普段はゲームメーカーさんのマーケティングや宣伝のお手伝いをしています。有名なところだと、「ペルソナ」シリーズや、「真・女神転生」シリーズ、そして「Fate/Grand Order」は立ち上げ前から携わっています。

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斉藤:特別協賛の株式会社ワイソーシリアス代表の斉藤です。インディーゲームの編集者と名乗ることが多いです。

ディレクターでもプロデューサーでもない「ゲーム編集者」とは一体何なのか。『Touhou Luna Nights』などの仕掛け人、斉藤大地氏インタビュー

プロデュースした代表作は「殺戮の天使」「touhou luna nights」、近年では「ロードス島戦記~ディードリッド・イン・ワンダーラビリンス~」「幻想郷萃夜祭」です。

インディーゲームについては、昔所属していた株式会社ドワンゴで「自作ゲームフェス」というコンテスト&生放送番組のイベントを担当して以来、ずっと仕事にしています。電ファミニコゲーマーというメディアの副編集長を務めていたこともあります。

小沼:ILEは、リュウズオフィスが運営・制作を担当し、斎藤大地さんのワイソーシリアスが費用の大部分を負担する特別協賛、そしてPLAYISM様の協力によって開催しています。

——イベントを立ち上げたきっかけは何でしょうか?

斉藤:小沼さんとはドワンゴで電ファミニコゲーマーの副編集長時代に取材して以来、非常に仲良くさせていただいています。ここ半年くらい、インディーゲームをおすすめしていたら、小沼さんが非常にハマってしまって。

小沼:3-400時間ハマりこんでしまい、体調を崩しかけたんですよ。インディーゲームって面白いんだな、と。これは一生退屈しないんじゃないかと思ったくらいで。

斉藤:そのきっかけは去年末、僕が中国のBitSummitのようなイベントのWePlay Game Expo(国の規模からか会場がめっちゃでかくてびびります)でブースを作ったのです。小沼さんに見てほしくて、来てもらったんです。そこで、僕たちは中国のユーザーとすっごい仲良くなりまして。

WePlay Game Expo公式サイトから

小沼:イベントのあとの大宴会がすごかったんです。百何十人いたのかな。白酒をみんなで飲んで。お互い、日本語・中国語で騒いで。何言ってるかわからないけど、お互いなんとなくわかる、みたいな。あんなに楽しい飲み会ははじめてでした。

斉藤:ゲームで国を超える友情が生まれることを確信した我々は、これは今年はたくさん海外行きましょう、次は台湾だ、gamescomだ、といろいろ計画していました。そんなさなか、COVID-19ですべて中止です。すごい強くフラストレーションを持ったのを覚えています。

小沼:実は前々から、日本から発信する、国を超える生放送というのをやってみたかったんです。今年はその準備と思い、世界中をめぐる予定でした。そこにCOVID-19が来て。フラストレーションと絶望を感じましたが、冷静に考えてみると、むしろ、日本から、世界に発信する番組を立ち上げるなら、今ではないか?と思ったんです。

斉藤:小沼さんに、インディーゲームがプロモーション機会を失ってるんですよね、とちょっと話したら、すごい盛り上がりまして。もともとインディーゲームを日本から海外に届ける場所はとても少なかったですし、これはいいタイミングだと。

小沼:こんなに面白いものを、人に伝えるチャンスがない、というのはありえない、と。

斎藤:リュウズオフィスという会社が、国を超える生放送番組の企画・制作ができる会社なのと、小沼さんの行動力は知っていたので、やろう!とその場で決まってしまいました。

今回パブリッシャーという立場を超えて世界中に向けたご連絡の手伝いをしていただいているPLAYISMの水谷さんはじめ、人のご紹介と、成立に必要な経費は一旦全て出しますという特別協賛をさせていただきました。

立ち上げて半年ちょっとの短い会社ですが、アーリーアクセスとはいえ2本、続けてヒットを出させていただき、業界への感謝の気持ちをいまこそ表現したいと思いまして。

Takaaki Ichijo

株式会社ヘッドハイ代表。サークルThrow the warped code outとして『Back in 1995』『デモリッション ロボッツ K.K.』を開発

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