ゲームBaaSのGS2、売上1,000万円まで無償で利用可能に

Game Server Service は、ゲーム専用のBaaS(Backend As A Service)です。主にスマートフォンアプリゲームの開発に使用する、サーバーへのユーザ情報管理やガチャ等のシステムを提供するサービスです。ゲーム開発者が自分でクラウドサーバーをセットアップし機能開発するのではなく、ゲームに必要なプレイヤーデータ管理・プッシュ通知・ログボなどの機能がすでにビルドインされています。

https://gs2.io/

今回の新料金体制改正で、新たに「Individual プラン(無料)」が追加されました。過去12か月の個人または法人での売り上げが1,000万円以下であれば、無料で全機能を無償利用できるようになります。

Game Server Service(以下GS2)は、セガと任天堂でネットワークエンジニアを経験した開発者、丹羽 一智氏により開発されました。ゲーム開発者が自分でクラウドサーバーをセットアップし機能開発するのではなく、ゲームに必要なプレイヤーデータ管理・プッシュ通知・ログボなどの機能がすでにビルドインされ、すぐに使えます。

Game Server Services株式会社は名古屋に居を構え、KLab Venture PartnersやDeNAなどから出資を受けています。

モバイルゲーム向け機能の充実で勝負するGS2

GS2は「プレゼントボックス機能」や「クエスト」「強化・合成」など、ソーシャルゲームアプリで実装される機能がそのままSDKとして提供されている点が最大の特徴です。他社が提供するゲーム開発者向けBaaSにおいては、こうしたゲーム内容に特化している機能は基本的に開発者自身がスクリプトを書いて実装する必要があるためです。

ゲーム開発者向けBaaSは、Microsftの「PlayFab」、Amazonの「GameSparks」など、大手クラウド企業がこぞって提供している盛況なジャンルです。昨年は新たにNHN JAPANが「Toast」を引き下げて新規参入を果たしています(Googleも「Firebase」を提供していますが、家庭用ゲーム機に対応していないためゲーム用の利用が難しい)。

ほとんどのBaaSは似たような機能を持っていますが、サーバーサイドスクリプトの柔軟性や、拡張性、料金体系、対応ゲームエンジンなどに差があります。国内外様々なサービスが混在するゲーム開発者向けBaaSですが、今年からここに「完全無料」をうたうEpic Online Servicesが参戦したことで、状況が大きく変わりつつあります。

基本的にこれらのBaaSはアクセス頻度やユーザー数で料金が変わります。最初は無料から利用でき、規模が大きくなりアクセス数や同時接続者数が増えた段階で有料化するパターンがほとんどです。GS2は珍しく、ゲーム開発者自身の売上高で無償枠を提供する形式となりました。

また、GS2は日本で開発・提供されているサービスですので、国内クリエイター向けの機能・サポートの充実さを望めることが大きなアドバンテージといえます。機能が気になる方はぜひ触ってみてはいかがでしょうか。

Takaaki Ichijo

株式会社ヘッドハイ代表。サークルThrow the warped code outとして『Back in 1995』『デモリッション ロボッツ K.K.』を開発

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