ゲーム内オンライン要素を強力にサポートする「Epic Online Services」公開
Epic Gamesは、あらゆるプラットフォームでのオンライン機能をサポートするバックエンドサービス「Epic Online Services」を公開しました。既に公式サイトからSDKが入手可能です。
サポートされる要素
マッチメイキング、実績、リーダーボードやアカウント管理といったゲームにおける実装コストの高いオンラインサービスを肩代わりするような設計になっており、すべてのユーザーが無料で使用できます。
SDKの導入により個別のIDが割り振られ、サーバーのサポートも受けることができます。
オンラインサブシステムはインディーゲーム開発にとって課題となることが少なくないため、該当のサービスを検討しているクリエイターには大きな助けになると思われます。
データの管理には後述する制限はあるものの、他サービスのオンラインシステムと組み合わせることも可能なため柔軟に解決することができそうです。
複数の配信プラットフォームを持つゲームでは実績機能などを個別に設定しなければなりませんでしたが、Epic Online Serviesによって機能を画一化できるのは大きな強みと言えるでしょう。
利用制限
開発環境による制限はなく、UnityやAmazon Lumberyardなどの他ゲームエンジンにも向けて開放されています。
Windows、Mac、Linux、PlayStation、Xbox、Nintendo Switchといったプラットフォームに対応中しており、iOSやAndroidなどのモバイル向けにもこれから対応予定とのこと。
データに関しては、クラウド上にプレイヤーが持てるデータは400MBまで、実績の登録可能数は1000個までといった制限は設けられているものの、「SDKを適切に使用しても上限に到達しにくいよう、十分に設計されている」と説明されています。
Epic Online Services
https://dev.epicgames.com/ja/services
Epic Online Servicesの使い方、ファーストインプレッションは以下のオンラインラーニングでまとめられています。
https://www.unrealengine.com/ja/blog/epicgamesjapan-onlinelearning-03