『VALORANT』のライアットゲームズが「URFアカデミー」を開校。ゲーム業界のトップが無料でゲームデザインについて講義

『リーグ・オブ・レジェンド』、『VALORANT』のライアットゲームズが、次世代のゲームデザイナーを養成する「URFアカデミー」を本格的に発表しました。なんとネットで無料で受講でき、人気ゲームを運営しているメーカーによるゲーム開発メソッドを知ることができるのです。

本校は今回、初めて開校されたわけではないようです。公式サイトによれば、2016年に中高生向けにゲーム業界についてのワークショップを開催。ライアットゲームズのスタッフが開催するこのワークショップが、URFアカデミーの基盤となっています。

人気ゲームのメーカーによるゲーム作りのカリキュラム

カリキュラムはおもに6つ。シンプルな枠組みでゲームデザインの原則を解説し、ワークショップなどを通してゲームデザインを追求していくとのことです。

カリキュラムでは「ゲームの感覚と、8種類の楽しさ」といったものから、「ゲームの目標とペース」、「ルールとテーマ」といったテーマを用意。各カリキュラムはPDFにて無料でダウンロードが可能となっています。ゲームを構成する重要な要素についてレクチャーしていくことがわかるでしょう。

本校ではゲームを作るために必要な言語と理論を学び、最終的にはグループで協力してマルチプレイヤーのプロトタイプを紙の上でデザインするそうです。マルチプレイのゲームをデザインさせる点はライアットゲームズらしいですが、特に多人数でゲームプレイするタイトルを作るために、先述したオーソドックスなゲームデザインについて知ることを重要視しているということでしょう。

無料で受講できる意味の大きさ

現在、ビデオゲーム業界のトップランナーが無料でゲームデザインについて講義する企画は異例です。現在、Unityがエンジンの学習プログラムを完全無料化しているなど、著名な企業が教育プログラムを無料提供しています。

ライアットゲームズが提供しているタイトルはいずれも基本無料であり、広いプレイヤー層にリーチしているものです。そこから今後、次世代のゲームデザイナーを発掘し、自社に迎え入れる意図があるのかもしれません。いずれにせよ、チェックしてみる価値はあるでしょう。

公式サイト:URFアカデミー

6つのカリキュラムがこちらから

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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