Twitterのタグ「#Blocktober」にて、ゲームのプロトタイプ映像を公開するムーブメントが進行中

あらゆるビデオゲームの豪華な世界は、数多くのプロトタイプを重ねたあとにできあがっているものです。いまTwitterにて、それがよくわかるタグが話題を呼んでいます。

#Blocktober」というタグでは、多くのゲームクリエイターが自作のプロトタイプを公開。著名なタイトルでは、「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー™」に関わるTheSwoit氏がプレイアブルキャラクターのゲームプレイが適切かどうかをチェックするプロトタイプ動画をアップしています。完成版の映像も含まれているため、プロトタイプがどう製品版に繋がっているかを確認しやすいでしょう。

その他にも数多くのタイトルが、完成版に至る前の動画や画像を公開しています。#Blocktoberのタグには「#leveldesign」のタグもつけられているように、この祭りは様々なゲームのレベルデザインをチェックできるものとなっています。

「Blocktober」の元は、提供したいゲームプレイがちゃんと動くかを確認するレベルデザインのチェックから

さてBlocktoberのもともとの意味はなんでしょうか? これはアンリアルエンジンの公式ブログによれば、「ビデオゲームのレベルデザインを1か月に渡って挙げて、祭りにしちゃうイベント」とのことです。

主にレベルデザインのプロトタイプをYoutubeやTwitterにて共有し、いかにコンセプトを磨き上げて完成させるかを目的としたものです。

レベルデザインという言葉は、国内では難易度調整のみの意味に一部で取られがちですが、本来の意味は制作中のゲームがプレイヤーに提供したいゲームプレイを作り上げるために、オブジェクトやイベントを配置していくことを指しています。

『Kino』レベルデザインのプロトタイプ

発案者はナラティブ・パズルゲーム『Kino』を制作したグウェン・フレイ氏。彼はコンセプトを洗練させていくプロセスが大好きだと語っており、この経験が他の開発者にも役に立つと考え、Blocktoberというタグを考案したとのことです。

国内ゲーム開発者も参考にする祭り

つまりこのタグでは「いかに目的のゲームプレイを生み出す、レベルデザイン作りを洗練させていくか」について、大いに参考になる情報がシェアされているといえるでしょう。

簡単に眺めたところ、#Blocktoberにはまだまだ日本国内の参加者は見当たらない様子。クリエイターの皆さんも、このタグを参考にするとともに、自作をアップして、ゲームを仕上げていく過程そのものもシェアしてみるのはいかがでしょうか。

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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