クリエイター向け画像管理ツール「Eagle」紹介。煩雑な素材管理を効率化。
ゲーム開発において素材の管理はとても重要でしょう。たいていのゲームでは、画像をはじめ音源など膨大な素材が必要となります。これらの素材どのように整理し、扱っていくかによって、開発の進捗も大きく変わっていきます。
そんな素材の管理に役立つツールが「Eagle」です。 Windows/Macで使用できるツールであり、“最高効率で画像を管理する”というフレーズの下に、スクリーンショット、画像、動画、音源などの素材を簡単に整理できる機能を特徴としています。
すでにさまざまなクリエイターが本ツールに注目。弊誌でも素材サイトやゲームUI解説を過去に紹介した、はなさくの氏も話題に挙げているなど、非常に役に立つツールとして期待されています。
本ツールは台湾のogdesign.incが開発しており、日本ではwebデザイナー・グラフィックデザイナーに多く使われています。
画像素材を管理する難題を解決するツール
Eagleの特徴は、まずGoogle ChromeやSafari、Firefoxといった主要ブラウザの拡張機能に組み込める点です。この機能によって、さまざまな画像素材サイトから保存したり、スクリーンショットを撮ったりしやすくなるのです。
様々な画像フォーマットに対応しており、Adobe InDesign や作図ソフトのEdraw、CLIP STUDIO PAINTの.clipフォーマットも読み込むことができます。
保存できる対象は画像だけではなく、mp3やwavといった音源の保存もできるほか、フォントの管理なども対応しています。また、最近実装された機能にはウェブサイトのブックマークや、YoutubeやVimeoといった動画サイトのリンクがあります。
こうして保存した画像を整理する機能も優れたものが実装。画像にタグ機能をつけることで検索や管理をしやすくするほか、スマートフォルダーという機能ではタグやカラーによって自動で画像を分類してくれます。また、画像にメモを書き残すことができるなど、ゲームの素材としてどう使うかの考えをツール上でまとめておくこともできるのです。
保存した膨大な画像素材を、すぐに見つけ出すための検索機能も充実しています。カラーフィルターという、指定した色ごとに画像を探しだせるほか、キーワードによって検索もできるようにしています。
利用について
こうした保存や管理、検索機能を実装したEagleは、30日間は無料で利用が可能。以降は購入することで継続して使うことができます。購入価格は29.95ドルです。
煩雑な素材の保存や管理をやりやすくするソフトであり、とりわけ大量の素材を使うタイプのゲーム開発を行うクリエイターには、本ツールはおすすめといえるでしょう。