[UPDATE]KONAMIがインディーゲーム展示即売会「Indie Games Connect 2022」を6/26に開催。出展費用は無料。応募は4/22まで。
[UPDATE 2022/3/17]
出展規約が更新されました。
「出展申込・出展参加に関する注意事項」に誤解を招く表現あったという形で、「出展タイトルや出展者の紹介を目的とした掲載物他、イベント当日の取材記事等に展示会の模様が写り込む場合があるため、ご了承頂くための内容であり、出展内容に関するすべての著作権が弊社に帰属するという主旨ではございません。」という説明が加わりました。
また、肖像の取り扱いについてはご本人の許可を得た上で利用、またはモザイク等で加工して利用する事としたとのことです。
出展タイトルや出展者の紹介を目的とした当社およびメディア各社によるイベント当日の取材記事等に以下の情報が掲載されるため、出展者は、「IGC2022申し込みフォーム」ならびに「IGC2022出展要項(PDFファイル)」に記載されている「応募フォームの情報取り扱いについて」、「応募フォームの動画および画像の取り扱いについて」、「協賛企業への情報提供について」他で定めた利用目的に限り、利用することを了承するものとします。
・開催当日に撮影された出展者の展示物、販売物の映像または画像等
https://www.konami.com/games/event/igc/exhibitor.html
・応募フォームに記載いただいた情報、動画および静止画像等
なお、肖像の利用についてはご本人の許可を得た上で利用、またはモザイク等で加工して利用する事をご了承いただけますようお願い申し上げます。
顔出しNGやハンドルネームで活動している方も、安心して参加できるようになった形です。
株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)が初のインディーゲームイベント「Indie Games Connect 2022」の開催を発表しました。開催地はコナミクリエイティブセンター銀座。現在、出展タイトルを募集中。応募は4月22日までとなっています。
大企業KONAMIによる、近年のインディーへのアプローチ
本イベントはコナミが「自らのアイデアを注ぎ込んだ、渾身のゲームをより多くの人に楽しんでもらいたい」というコンセプトから企画。「クリエイターとユーザー、またはクリエイター同士の交流の場」となるのが目標とのことです。
近年のKONAMIはインディーゲームへアプローチする機会がありますが、本イベントは集英社ゲームクリエイターズCAMPで実施したコンテストとは直接関係がなく、「銀座Unityもくもく会」シリーズからのつながりで
出展料は無料と発表。その実態とは
さて「Indie Games Connect 2022」で興味深いのは、「出展料が無料」ということです。
他インディーゲームイベントでは大小さまざまな出展料が置かれているなか、大胆な施策となっています。今回のイベントでは60スペースと控えめな規模で行われる模様で「募集スペースを超える応募があった場合は抽選」とも説明しています。(参考までに、昨年のデジゲー博が121スペースで、コロナ以前は200以上でした。)一見するとコストが抑えられるイベントだと思えますが、応募要項をチェックするといくつか気になる点もありました。
まず抽選、当選後のキャンセルは「不可」となっているほか、注意事項には以下の規定も記載されています。
出展申込・出展参加に関する注意事項より
出展者は、出展者の肖像、音声、展示物、販売物、応募フォームに記載いただいた情報、動画および静止画像等の当社による一切の使用に関し、いかなる権利行使および金銭の請求等も行わないものとし、当該使用が当社の裁量により決定されるものであって、使用されない場合があることを承諾するものとします
そのまま読むと、「開発者側が展示・販売するゲームもコナミ側になるということだろうか?」とも思えてしまいます。イベントにおけるこうした条項は、出展用に制作した画像・ムービーや、イベント内で撮影・収録された映像などの活用のために敷かれていますが、そうでないようにも読めてしまいます。
そこで本件について本メディアからコナミへ問い合わせたところ、担当者から『 “イベントで販売・展示されたゲームそのものを弊社が自由に使用できる ”といった主旨ではございません。』という回答をいただきました。
この注意事項は、申し込んだ際のゲームのスクリーンショットやムービー、イベント出展の様子の写真や動画を主催社が活用する意図で設定されているとのこと。つまり、本業があってお忍びでゲームを開発している方は、当日の出展スタイルに工夫が必要ということになります。(のちに改定され、権利は当日撮影された画像と映像、フォームの情報、動画および静止画像等のみの利用となりました。また肖像権については了承を得たうえで、個人が特定されない形に加工するとの案内がありました)。
日本のゲーム業界で老舗であり、近年はスポーツジム事業などの印象が強かったコナミ。そんな当社が行うインディーゲームイベントは、どのような形になるのでしょうか。今年はインディーゲームイベントが目白押しですが、ぜひご自身の活動に一番フィットした展示会を選ばれるとよいと思います。