RPGツクールMZのデータをUnityで動かすライブラリ「UniRmmz」が開発中

『薬草師ミルトと聖獣の守護者』『マジック&トレジャー』を開発するゲーム開発者のおっぎー氏は、RPGゲーム制作ソフトウェア『RPGツクールMZ』で開発されたゲームをUnityエンジン上で動作させるライブラリ「UniRmmz」を開発中であると公表しました。

(こちらは個人のプロジェクトであり、ツクールMZを提供している株式会社Gotcha Gotcha Gamesの公式プロジェクトではありません。)

このプロジェクトが実現することで、Unityを通じた家庭用ゲーム機への展開のハードルが下がるほか、ツクールMZの強力なエディット機能を活用しながら、Unityによるエフェクトなどの表現強化が実現できそうです。

ツクールMZは、JavaScriptを使ってWindows向けデスクトップアプリケーションを動作させるフレームワークNW.jsをベースに開発されており、ツールおよびゲームの動作対象はWindowsとmacOSです。これまでも有志によってiOSやAndroidでツクールMV/MZのゲームを動作させるライブラリ「mv_to_ios」「mv_to_android」が公開されてきました。家庭用ゲーム機でもツクールMZによって開発されたゲームは複数販売されていますが、ツール自体に家庭用ゲーム機向けのビルドを出力する機能はないため、インディーゲームパブリッシャーが内部に持つ移植用ライブラリや移植会社によって実現されています。

今回のプロジェクトが実現すると、ツクールMZ製ゲームについての技術的知見を持たないパブリッシャーに対しても販売交渉が可能になり、開発者の選択肢が広がります。また、Nintendo Switchなどの個人事業主でも販売の可能性があるプラットフォームの場合は、自力移植・販売のハードルが下がることが期待できます。

おっぎー氏は2025年4月にUnity上でのツクールMZデータ動作テストをスタート。現在は「半分くらいは動くようになった」段階とのことで、今後が楽しみです。本プロジェクトを応援したい方は、おっぎー氏のXをフォローしてみてはいかがでしょうか。

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IndieGamesJp.dev Moderator

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