iGi Indie Game incubatorが「第6期」参加チームの募集を開始、申し込みは12月15日まで。プログラム期間は3月~9月に変更

日本のインディーゲームインキュベーションプログラムである『iGi indie Game incubator』は、2026年に実施する「第6期」の参加チーム募集を開始しました。
応募締め切り:2025年12月15日(月)23:59
書類選考結果通知:2026年1月中旬~2月中旬
プログラム期間:2026年3月~2026年9月
今年から実施期間が1ヶ月前倒しになり、3月開始〜9月終了の半年間に変更されました。
(IndieGamesJp.devを運営する株式会社ヘッドハイは、当プログラムのアドバイザーとして参画しています)
iGi(イギ)とは
iGi indie Game incubatorは、2021年にスタートした日本のインディーゲーム開発者向けインキュベーションプログラムです。iGiはこれまで4期(全22チーム)の育成を実施し、現在第5期の6チームをサポート中の実績を持つプロジェクトです。
昨今は、さまざまな団体がインディーゲームの支援を掲げてコンテストなどを実施していますが、iGiの特徴のひとつはゲームのパブリッシングは行わないプロジェクトであるということです。プログラムを通じてゲーム開発者がより良いゲームパブリッシャーと出会い、より良い条件での契約を目指します。チームまたは個人開発者が独立した開発者・スタジオとしてキャリア形成できるよう支援する方針となっています。
プログラムが実際に行うことは、インディーゲーム開発者およびチームに対する、全体で約400時間に及ぶメンタリング(専門家からのアドバイスや講義)です。より良い条件でのパブリッシャー契約を獲得するためのプレゼン方法、デモゲームのブラッシュアップ、ゲーム開発者・チームとして事業を行っていくためのノウハウ等を提供します。

メンタリングを実施する国内外の協賛協力パートナーは21社・2団体まで拡大し、インディーゲームの活動に関わる25名以上のメンター(各分野の専門家)陣が支援を担当します。「天穂のサクナヒメ」を開発したサークルえーでるわいすや、「カニノケンカ」開発者、「ElecHead」開発者など、インディーゲーム開発者として実際に活躍している方、およびパブリッシングやマーケティングなどにかかわっている方がメンターとして参加しています。
昨年の第4期においては、今年7月に京都で開催された日本最大級のインディーゲームの祭典である「Bit Summit Drift」において、『iGi』第4期生の採択作品である『MotionRec』が「ゲーム・デザイン最優秀賞」にノミネートされ、第2期生の採択作品『SONOKUNI』が「オーディオ・デザイン最優秀賞」 「Video Games Chronicle賞」をW受賞しました。

また、東京ゲームショウ2025では経済産業省事業「創風」と合同のブースを出展。国内外のパブリッシャーやステークホルダーへの参加チーム作品の紹介を実施しました。
iGiは半年間のプログラムですが、卒業したチームはその後もインディーゲーム開発者として長期的に活躍をしています。iGi3期生のコタケ氏は『8番出口』が100万本を超えるヒットに。iGi1期生のnao gamesは卒業後の次作『Berserk or Die』がPoncleパブリッシングを獲得(ヴァンパイアサバイバー開発者)。同じくiGi1期生のRexLaboの作品『南極計画』は、今年発足したPARCO GAMESパブリッシングを獲得しました。他卒業生もPLAYISM、Marvelous、Phoenixx、架け橋ゲームズなど、さまざまなパブリッシャーとの契約につながっています。
応募後も締め切り前まではビルド・動画の修正が可能
第6期への応募締め切りは2025年12月15日(月)23:59までですが、応募後も締め切り時間前であればゲームのビルドや動画を更新可能です。
申し込みを忘れないためにも、応募を予定されている方はまず現状版のビルドで申し込みを行い、後にデータをアップデートすることをおすすめします。