新ゲームエンジン「The Machinery」がベータテスト中
今回は開発中のゲームエンジン「The Machinery」を紹介します。開発チームはこのエンジンを「軽量」、「フレキシブルさ」そして「拡張可能なエンジン」であることを魅力としています。
元Stingrayエンジンの開発者たちが開発
The Machineryは、いまはなきゲームエンジン「Stingray」の流れを汲んでいます。Stingrayはスウェーデンの「Bitsquidエンジン」を2015年にAutodeskが買収して開始したものの、方針転換によりわずか3年足らずで終了してしまったエンジン。このThe MachineryはStingrayにかかわっていたスタッフの再出発となるプロジェクトです。
The Machineryが目指す設計思想
このゲームエンジンは「シンプルでわかりやすいこと」を目指すと説明しています。プラグインをベースとしたエンジンで、作りたいゲームに合わせて拡張機能を付けていくかたちです。
基本的には簡単にできるゲーム開発をベースとしながら、クリエイターが作りたいタイトルの規模に合わせてエンジンやエディターの機能を追加し、複雑な開発もできるようにする考え方があるでしょう。
またゲーム開発だけではなく、映像制作にも使えるエンジンにする予定とのことです。現在、UnityやUnreal Engineも映像制作に使われているのもあり、多くの目的で生かせるツールを目指している模様です。
現在、クローズドベータ版の参加者を応募しています。どれだけシンプルで、簡単なゲーム開発ができるのだろうか? と興味があれば、参加してみるのもよいでしょう。