インディーゲーム情報番組「INDIE Live Expo」主催者に聞く開催の意図と目的

応募作を含め幅広いゲームを紹介

——公式サイトにはゲーム情報提出のフォームがありますが、どのように紹介していただけるか、正直わかりにくいです。

小沼:一旦ご連絡いただいた後、こちらからご連絡をするスタイルをとったのですが、最初からそもそもわかりやすいフォームを用意しておくべきだったと反省しています。世界の反応を見るために最初は探り探りだったんですが、とにかくメールの往復数がかなりの数になってしまって…。私たちも大変ですし、問い合わせやりとり対応いただくクリエイターの方々も大変だったろうな、と。

——スポンサー企業の発売タイトル以外も広く紹介する、ということでしょうか。

斉藤:小沼さんに、とにかくたくさんのゲームを紹介してください、というお願いを一番最初にさせていただきました。

小沼:可能な限り、多くのタイトルを扱えるように努力しました。本当に全部扱えればよかったんですが、どうしてもこぼれてしまったものは正直あります。それでもゲームタイトル100本以上は番組内で何らかの形で紹介できる予定です。

斉藤:リュウズオフィスさん・PLAYISMさんのお声がけの努力は正直隣で見ていて、本当にすごいな…と思っているのですが、第一回目なので、どうしてもお声がけできたところに偏ってしまう。

知名度の上がるであろう次回からはもっと広く参加していただけるイベントになったら、最初のスポンサーとしては嬉しいな…と思っています。

小沼:そういう意味では、世界中がリモートでワークしている状況というのは、国を超えてかんたんに会議ができる、という点で今回の試みを後押ししました。ここ2・3ヶ月で、初対面の方々と200回以上会議をしましたからね。試遊版の募集も予定されています。

——インディーゲームクリエイターがビジネス展開に繋げられる仕掛けはありますか。

小沼:無名であっても、優れたインディーゲームが注目を集められるような仕組みをつくっていきたいと思っています。アワードもその一環の企画ではあります。次回、実現したいのは、ILEに出展したタイトル群のセールの実施であるとか、プラットフォーマー様からの導線支援をタイトルに対していただくとか、そういった手伝いはしていきたいなあ、と考えています。

エヴァゲーム大喜利」が果たす大きな役割

——現在公開されている企画が「クリエイターからのメッセージ」と「エヴァゲーム大喜利」の2つです。後者はオリジナルのゲームを作っているインディークリエイターからは少し遠そうですが、この企画がある理由は何でしょうか?

公式サイトより。

斉藤:斉藤はもともと、エヴァンゲリオンのカラーさんから出資を受けて会社を建てており、その縁でひとつゲーム制作を頼まれまして。

【EVA-EXTRA】「ペンペン南極大冒険」リリース! – エヴァンゲリオン公式サイト

もともと、オリジナルを作っていた個人のクリエイターさんと作ったのですが、その際に「こういう個人でゲームを作っている人がいるんだ」という認識を持ってもらえたんですね。

そもそも、日本では「個人や少人数でもゲームが作れる」ということが知られていないじゃないですか。ゲーム制作者が漫画家や小説家同様に「作家」というべき存在だということが、もっと広く知ってもらうのによいのではないか、とこのコンテストを提案させてもらいました。

エヴァンゲリオンという広く知られた作品を通じて、インディークリエイターという存在が知ってもらえるといいと思います。

実際、「ペンペン南極大冒険」を手掛けたこともあって、製作者のpeposoftさんに様々別のゲームの企画を頂く機会も増えてきました。

しかも、このコンテストは「大喜利」の名前の通り、「ネタ」を重要視するコンテストです。アイデア勝負のものがむしろ望まれています。3日で勢いで作ったものなどでも歓迎されますので、クリエイターにとっても面白いコンテストだと思います。

方針としてILEは有名でないものもアワードで取り上げたいという方針はありますが、アワードは基本的にすでに有名なゲームが中心となります。しかし、コンテストは無名の人のための場所です。受賞すれば存在を知ってもらえて、一つ企画書に書くことが増えます。

なので、ILEではアワードだけでなく、コンテストをやるべきだ、小沼さんに言ったんです。

今回はこういう形のコンテストですが、ILEで今後も様々な形でコンテストが続いていけばいいな…と思っています。

小沼:そうですね。今回に限らず、コンテストを常設企画として実施できると、クリエイターが世に出る場、きっかけの提供として貢献できるんじゃないかなあとは思っています。

——なるほど、IPの活用でまずは大勢の目を引き付けて、次にクリエイターに興味を持ってもらおうという作戦ですね。

小沼:そもそもILEそのものが、総計でまずは100万PVを目指すということを掲げています。とにかく見てもらえる場をつくることが重要です。そのため、様々な会社やメディアの力を借りることにしました。エヴァンゲリオンもその一環ですね。

Takaaki Ichijo

株式会社ヘッドハイ代表。サークルThrow the warped code outとして『Back in 1995』『デモリッション ロボッツ K.K.』を開発

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