マイクロソフトのインディーゲーム担当者が『CEDEC 2020』にて経験を語るセッションが決定。国内のカンファレンスで数少ないインディーシーンのセッションに。

今年9月に開催される『CEDEC 2020』(以下、CEDEC)にて、マイクロソフトのインディーゲーム部門を担当しているマット・スミス氏が、自身の経験を語るセッションが行われることが決定しています

マット氏はダウンロード型ゲームの開拓、カジュアルゲームやインディーゲームまで、さまざまなゲームの制作に関わってきたベテラン。2015年には自身の会社Friend & Foe Gamesを共同設立し、昨年の2019年には探索アドベンチャーゲーム『Vane』をリリースしています。『Vane』の開発者からマイクロソフトのデベロッパーサポートに転向したという経歴を持っています。

様々なプラットフォームにおけるインディーゲームの需要と、開発の経験

今回のCEDEC講演ではさまざまなフィールドでのインディーゲームの需要についてを語る模様。現在のPlaystation NowやXbox Game Passをはじめ、Apple ArcadeやGoogle Stadiaといったサービスがコンテンツを欲しているなか、業界のベテランもインディーゲーム開発に着手している状況や、自分でビジネスをしていく楽しみやクリエイティブの自由といったことを話す予定です。

マット氏自身が『Vane』をリリースした経験をもとに、実際にインディーゲームを制作することが企業に所属してゲームを開発することとどう違うか、そしてどんな失敗をしてきたかを説明していく予定。オリジナルのゲーム開発を続けていけるスタジオを立ち上げるために、広いアプローチを考えていく必要を、今後インディーゲーム開発を考えているクリエイターに伝えることを目的としています。

本講演の「10分バージョン」が、先日放送された「インディーコレクションJAPAN」2020年7月版で披露されています。気になる方は見てみましょう。

実は日本国内のカンファレンスでインディーゲームについての知見共有の機会は少ない

今回のマット氏が行うセッションは非常に貴重なものでしょう。というのも、日本におけるGDCと言えるCECECですが、諸外国のゲームカンファレンスと比較するとインディーゲームに関する講演は、先述した多くのプラットフォームがコンテンツとして展開している現実を考えても異様に少ないためです。

現在、任天堂やSIE、そしてマイクロソフト、Appleといったプラットフォームホルダーは、積極的にインディーゲームの配信を行っています。そのためCEDECのように大きなカンファレンスにて、ゲーム産業の中で拡大しているインディーゲーム分野へのセッションに需要はあるでしょう。今後も国内カンファレンスにて、インディーゲームに関わったさまざまな人の積極的な知見の共有を望みます。

「CEDEC 2020」はオンラインにて9月2日(水)から4日(金)まで開催されます。受講パス7/31まで早期割引販売中です。

CEDEC 2020:絶壁に立つ:インディーゲームの開発におけるベテラン開発者の経験

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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