ツクール事業が「Gotcha Gotcha Games」へ移管。KADOKAWAが新子会社設立、ゲーム機展開をサポート。

本日、KADOKAWAが展開していた「RPGツクール」等のゲーム制作ツール事業が、新会社である「株式会社 Gotcha Gotcha Games」に移管したことが発表されました。

以下、プレスリリースより。

1.会社設立の背景目的

 Gotcha Gotcha Gamesの親会社であるKADOKAWAは、書籍、映画、アニメ、ゲーム、及び UGC(User Generated Content)プラットフォーム等を通じて多彩な IP(Intellectual Property)を安定的に創出し、それらを世界に展開する「グローバル・メディアミックス」の推進を基本戦略としております。
 ゲーム事業においては、UGC プラットフォームの強化とクリエイターの発掘を重要施策のひとつとして位置付けており、ゲーム UGC 事業の中心として約 30 年にわたり、ユーザーがゲームを作ることができる「ツクール」 シリーズを開発・販売し、全世界のゲームファンから支持を得てまいりました。
 今般、UGC・インディゲーム事業を一層拡大させることを目的に簡易新設分割により、Gotcha Gotcha Gamesを設立し、同社が当該事業へ特化することにより事業展開を速めてまいります。

2.Gotcha Gotcha Gamesの概要

商号:株式会社 Gotcha Gotcha Games
本店所在地:東京都千代田区富士見二丁目 13 番 3 号
代表者:代表取締役社長 成田 聖
事業内容:ゲームソフト・デジタルコンテンツの企画・開発・販売
ゲームソフト・デジタルコンテンツの制作者の育成等
資本金:100 百万円
URL:www.gotchagotcha.jp

3.Gotcha Gotcha Gamesのミッション・ビジョン
 
 誰もがゲームクリエイターになれるワクワクする体験を届ける、私達が掲げたミッションです。
 私達は、ゲームを作りたいという多くの人の想いを叶えるため、約30年に渡り『ツクール』を作り続けてきました。その想いを、次のステージにつなげていきます。
 はじめてPCに向かい合った人でさえ、ゲームを作ることができる体験を提供すること。個人クリエイターや少人数のチーム/スタジオが世界に羽ばたけるためのサポートをすること。光るアイデアや心ときめくストーリーなど、強い想いのこもった作品が集まり、輝ける場所を提供すること。どんなワクワクが出てくるのか、私達の新たなチャレンジにご期待ください。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007421.000007006.html

目的は「IP創出」

ツクールシリーズは、先月に最新版である「RPGツクールMZ」が発売したばかりです。これまでは、ツールの権利はKadokawa、Steamでの海外販売がDegica、パッケージ版やツクール製のタイトルのPC/コンソール販売にPlayismという少し複雑な構成になっていました。これらが一本化・統合されたものと考えられます。

ニュースリリースには、「アクションゲームツクールMV」のアップデート予定として、「Nintendo Switch™向けタイトルとして販売(※)できるようになる」との一文もあります。しかしながら、RPGツクール・アクションゲームツクール製のゲームならすべてサポートしてくれる、、、というわけではなさそうです。ニュースリリースからは、

多彩な IP(Intellectual Property)を安定的に創出し、それらを世界に展開する「グローバル・メディアミックス」の推進を基本戦略としている。

とあります。過去のツクール事業を鑑みても、主目的はIPの創出であり、漫画化・アニメ化といったメディアミックス前提のコンテンツを見ていることがわかります。魅力的なキャラクター・ストーリーを中心要素に添えた作品の作り手は、新会社と大いにチャンスがあると思われます。今後の施策に要注目です。

Takaaki Ichijo

株式会社ヘッドハイ代表。サークルThrow the warped code outとして『Back in 1995』『デモリッション ロボッツ K.K.』を開発

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