日本のインディーゲーム開発者コミュニティ「asobu」が正式スタート。クリエイターサポートを発表。
日本のインディーゲーム開発者コミュニティ「asobu」は本日2020年9月15日、日本のインディーゲーム界の国内外での成長・発展をサポートしていく計画を発表しました。
この計画は、クリエイター向けの支援活動と情報共有、ネットワーキングに加え、宣伝活動やコンサル、広報活動などを網羅したものです。
9月21日オンラインイベントを開催。コミュニティ参加を呼びかける
その第一弾として、9月21日に「asobu indie showcase」をYoutubeとTwitchによる動画配信を予定しています。
asobuは今後展開を予定しているイベントの多くを、オンライン形式にすることも発表。Discordを中心に、クリエイターやクリエイターを目指す人たちが気軽に参加し、他のクリエイターやファンと出会い、相談をしたり学んだりできるオンラインコミュニティを育てていくそうです。
コミュニティに参加することで、asobuや、asobuのパートナーが主催する各種特別イベントにも参加することが可能。イベントには「インディーコレクションJAPAN」(通称インコレ)や「asobu indie showcase」を企画しています。
イベントを通じて日本のクリエイターの作品を世界に広めたり、開発中の日本で既に発売中の海外のインディーゲームを改めて紹介することを目的としています。
asobuではコミュニティワークスペースを東京・渋谷に用意しています。平日は10人余りの「コアメンバー」が交代で利用するシェアオフィスで、夜間や週末はセミナーやゲームジャム、テストプレイなどのイベントの開催場所として利用しています。
ワークスペースは日本や海外のゲームクリエイターに、一時的にスペースを開放することもあります。現在、新型コロナウィルスが流行していますが、状況が落ち着き次第、クリエイターをオフラインでもサポートすべく準備を進めています。
豊富なサポーターによる支援
asobuはサポーターに豊富な支援をもらっています。インタラクティブエンターテインメントに特化したMakers Fund、講談社、キックスターターのほか、マイクロソフトのセルフパブリッシングプログラムID@Xbox、Akira Ushiodaなどに支えられて運営されています。近日中に他のサポーターも加わるとのことです。
asobuの共同創設者のチャオ氏はこう語っています。「ゲーム作りはそもそも非常に難易度が高い創造活動であり、それに加え、日本の独立系開発者達は、歴史的なものや文化的なものを含め、独特なチャレンジを抱えており、十分な力を発揮できずにいます。asobuはゲームクリエーターの相互サポートのエコシステムの構築を目指したいと思っています。」
asobuの初期メンバーたちは、これまで数年かけてクリエイターやパブリッシャー、メ
ーカーなどからヒアリングしてきました。そこで日本におけるインディーゲームクリエーターに何が必要かを理解してきたといいます。(その一人が IndieGamesJp.dev 運営の 一條です)
asobuでは新型コロナウィルス感染の影響により、「BitSummit」をオンライン配信へ移行するサポートをしたり、クリエイターたちをどのように支援していくかについても実験的な取り組みを続けてきました。こうした経験から、今回ようやくasobuの公式デビューを迎えることになりました。インディークリエイターとして活動していきたい人はチェックしてみるとよいでしょう。