Google Play、ストアの年間売上100万ドルまで手数料を15%に減額。2021年7月より施行
Android Developersが公式ブログにて、Google Playの開発者への手数料を減額する発表をしています。
今回の施策では、開発者の年間収益が最初の100万ドルの収益までは15%引き下げることを発表。以降、100万ドルを超えた収益に関しては従来通り30%の手数料を取るかたちです。公式ブログでは、「この変更により、Google Playでデジタル商品やサービスを販売している全世界の99%のデベロッパーの手数料が50%削減されます」と説明しています。施策は2021年の7月1日より行われる予定です。
Appleの開発者手数料を引き下げを追うかたちか
Google Playが今回の施策に乗り出した背景には、昨年Appleが開発者への手数料を減額する施策を取ったことが大きいと見られます。
なお、Apple側は「事業者の年間総売り上げが100万ドル以下」の場合に15%の手数料値下げとなります。Googleは「Google Playストアの年間売り上げが100万ドル以下」の場合における15%の手数料値下となりますので、Appleの条件の方がやや厳しいと言えます。
Google Playは公式ブログでは「(手数料の減額によって)エンジニアの増員、マーケティングスタッフの増員、サーバー容量の増加など、デベロッパーの成長の重要な局面でスケールアップを支援することができます」との説明もあり、Playストア以外での売り上げもある事業者も対象にした、比較的緩めな施策にしたものと思われます。