講談社ゲームクリエイターズラボが第2期メンバーを募集開始。採用されれば最大1000万円の開発費を提供

講談社ゲームクリエイターズラボ(以下、GCL)が第2期メンバーの募集開始を公式に発表しました。本企画は応募期間は2021年10月31日(日) となっています。応募する企画は、デジタルゲームとアナログゲームを問わず歓迎しているとのことです。

話題を呼んだインディーゲーム開発者向け事業

ゲームクリエイターズラボは大手出版社である講談社が、インディーゲームへの参入を表明したことで大きな話題を呼んだ企画です。第1期の募集では応募件数1,263件が集まり、そこからメンバーとして7名、特別賞に7名を選出しました。

メンバーに選出されると、開発費用として半年ごとに最大で500万円(税抜)を4回、最大計2,000万円を支給されます。同社の担当編集が制作のサポートを行い、講談社はメンバーと「本プロジェクトの成果物に関する契約」を行うことが明記されており、ゲームの売上を講談社と何らかの形でシェアするものとみられます。その上で講談社が宣伝やパブリッシングを行うほか、ゲーム以外の二次展開を計画していくものとなります。また、開発するタイトルの著作権は応募者に帰属します。

2回目となる募集では、第1期の結果を鑑みて作戦を立てられる可能性

今回の第2期では、第1期の結果から企画を考え直せるのもポイントだと思います。第1期では、まだゲームクリエイターズラボがどのような企画を採用するのかもわかりにくかったと思いますが、今回はラボメンバーや特別賞に採用されたタイトルをみれば、ある程度の傾向を見とることは可能かもしれません。

たとえば過度に実験的な企画や、二次展開が考えにくいような企画は1次選考の段階で不採用になっているケースがいくつか見られました。どちらかと言えば企画書をひと目見て、どういうゲームプレイになるかを想像できるタイトルが選考を突破している印象がありました。

実際、ラボメンバーに選出されたタイトルはいずれも革新性や実験性よりも、まず「どういうことをするゲームかすぐわかる」前提があると思います。企画書を応募する前に、友人などに見てもらい、自分の作りたいゲームが一体何をするゲームで、どういうゲームの流れかすぐに理解してもらえているか確認しておくことも重要でしょう。

あらためて前回の結果を見たうえで応募してみてはいかがでしょうか。

講談社ゲームクリエイターズラボが第2期メンバーの募集開始

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