Unityで利用できるリアルタイム通信ゲーム開発基盤がGitHubで公開。Photon Fusionベース、無償ライセンスでおためし可能

Unityに関するTips・コンテンツを公開しているシンプルスター氏(@lpcwstr)が、Unityで利用できるシンプルなオンライン開発基盤を公開しました。

サクッと試せるリアルタイム通信ゲームの開発基盤

シンプルスター氏は、ゲームプロジェクト『CubeArtWorld』を開発しています。サンドボックスタイプのゲームで、全プレイヤーでたった一つのワールドを共有していることが特徴の作品です。

このタイトルは通信システムに「Photon Cloud(PUN2)」を使用していますが、同氏はその後継製品である「Photon Fusion」のノウハウ公開を積極的に行っています。

この度公開されたリアルタイム通信ゲームの開発基盤は、プレイヤーが移動し、テキストを送信するとプレイヤーの頭上に表示されるという超シンプルなプロジェクトです。複数人で接続中に、ホストが抜けても、他クライアントがホストに切り替わるなど、実際にプログラムすると少々手間がかかる部分も実装済みです。超シンプルといっても、これまでマルチプレイゲームを開発したことがない方にとっては、とても心強い基盤になるでしょう。

リアルタイム通信基盤 公開GitHubページ:simplestargame/SimpleChatPhoton
実際の挙動を確認できるデモもあります。(複数タブで通信が確認できます)

環境・ライセンス

本デモプロジェクトは、UnityゲームエンジンとマルチプレイSDKのPhoton Fusionが必要です。Unityのバージョンに関する記述は特にないようですが、GitHubからプロジェクトをクローンして、Photon Fusion SDKをプロジェクトにインポートする必要があります。詳細は同梱されているREADME.mdをご覧ください。デモのライセンスはMITライセンスです。

その他の公開コンテンツ

シンプルスター氏は他にもいくつかの開発TipsをQiitaで公開しています。

■Unityから直接AWSを利用する方法 ~ AWSCognito の認証を利用して ~

AWSとUnityを利用してユーザーアカウント作成とログイン機能を実装する解説です。ログインしたユーザーだけがサーバからデータを取得できるようになり、ゲーム側で利用できる、といった仕組みについて説明されています。
公開ページはこちらです。

■Unity オンラインゲームにMicrosoft Azure Functions C# と PlayFab はいかが?

Azure Functionsを利用した、C#だけでのクライアント・サーバー処理の実装に関する解説です。サーバーサイドの言語についてあまりよく知らない、という方向けに丁寧な説明がされています。
公開ページはこちらです。

通信系以外でも、ゲームに使用できる素敵なアセットも公開中です。
・スマホでも動く破壊アセット:公開ページ
・影が落ちるトゥーンシェーダー:公開ページ

いずれもインディーゲーム開発者にとって開発に役立つコンテンツです。ぜひチェックしてみてください。


リアルタイム通信ゲームの開発基盤はこちら

Photon Fusionの公式サイトはこちら

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です