ADVとノベルゲームのコンテスト「TyranoGameFes 2020」が開催。8月31日まで作品を募集中。
「TyranoGameFes 2020」というノベルゲームとADVに特化したゲームコンテストが開催しています。これはノベルゲーム開発エンジン「ティラノビルダー」で作られたゲームを対象としており、2020年の8月31日まで作品を募集しています。
TyranoGameFesの募集対象
このコンテストでは長編ゲーム部門と短編ゲーム部門に分かれており、最終的にすべての参加作品から総合グランプリを決定することが目的となっています。
長編ゲーム部門では、30分以上のゲームプレイの作品から3部門を選定。金賞は1万円、銀賞は銀賞は5千円、そして銅賞3千円が贈られる予定です。
短編ゲーム部門ではゲームプレイ時間が30分以下の作品を3つ選定。賞と賞金は長編ゲーム部門と同じとなっています。
最後に総合グランプリでは、なんと賞金10万円が用意されています。ほかの部門と比べて高額な賞金が用意されていますが、昨年は340作品以上が応募されたこともあり、非常に狭き門となっています。
その他にも部門別にアワードが用意されています。ホラーやコメディといったジャンルを評価する部門のほか、ティラノビルダーでのゲーム制作をしやすくするプラグインを発表したユーザーを評価する部門など、ツールを活性化する方向も揃っています。
これまでのTyranoGameFesでは
さて、これまでのコンテストではどのような作品が評価されてきたのでしょうか?
グランプリ作品でもっとも知られていると思われるのは、2016年の受賞作である『どとこい』でしょう。ヒロインをドットの解像度にしか見えなくなった主人公が、ヒロインとの好感度を上げていくことで解像度を上げていくゲームプレイが特徴。相当なネタに走ったアイディアは、SNSでも大きな評判を呼んでいました。
昨年の受賞作は『初恋は年齢天秤の中で』でした。こちらは “年齢天秤 ”という持ち主のの肉体年齢を15年下げ、 『相手』の肉体年齢を15年上げると不思議な道具を中心にしたラブストーリーを展開しています。
ティラノビルダーは比較的簡単にゲーム制作できるツールでもあります。物語やキャラクターを生かすゲームのほか、ワンアイディアを形にしやすいため、今回のコンテストも参入しやすいものとなっています。なにかアイディアや、ストーリー作りに自信のあるクリエイターは参加はいかがでしょうか。