「PC向けGoogle Playストア」の開発者向けガイドが公開。Google PlayのゲームをPCでも遊べるようにコンバート、ベータテストへの申し込み可能。

GoogleがAndroid向けアプリストア「Google PlayのゲームをPCでもプレイできるようにする、「Google Play ゲーム」というクロスプレイの施策を開始しています

現在プレイヤー向けにはベータテストが実施されていますが、いまのところ大型のゲーム数点のみが対応しているのみです。地域は台湾や韓国に限られ、日本国内ではまだ準備中となっています。本発表と同時に、デベロッパー向けの情報をまとめたサイトも公開。PC向けストアへの参加開発者を募集している模様です。

「Google Play ゲーム」の意味の変化

これまでの「Google Play ゲーム」という名称は、主にAndroidスマートフォン上で動作するゲームアプリを指していました。今後は「Google Play ゲーム」はPC上でのゲームプレイを指す言葉に変更となる模様です。プレイヤー向けの公式サイトでは以下のように紹介されています。

Google Play ゲームのモバイルアプリは主に、カジュアル ゲームをすぐにお楽しみいただける Instant Game のご利用に重点を置いています。今後、「Google Play ゲーム」は、お気に入りの Android ゲームをお楽しみいただける、パソコン上のエクスペリエンスを指す言葉となります。モバイルアプリについては近いうちに、さらにお知らせする予定です。

https://play.google.com/googleplaygames

スマートフォンアプリについては、「カジュアル ゲームをすぐにお楽しみいただける Instant Game のご利用に重点を置いています」としており、モバイル版ストアは名称の変更か、15 MB以下のアプリで使用できる「Google Play Instantより重点を置いた存在へ変化となる可能性があります。

Google PlayのゲームをPCでプレイする環境には、BlueStacksがあります。BlueStacksはAndroidアプリストアのゲームを直接起動できるエミュレーション環境ですが、今回の「Google Play ゲーム」の場合は、何らかのコンパイルを経て専用の実行ファイルを作成し、PCでプレイするものと見られています。また、「ゲームのx86ビルドをサポートします」という表記もあります(リンク先はChrome OS向けのx86_64ビルドの説明にジャンプします)。いまのところ、UnityやUnreal Engineなどゲーム開発環境との対応状況については情報がありません。今後の続報が待たれます。

今回のPCによる施策から、今後のGoogleは「Google Play ゲーム」をPC向けに注力し、モバイル市場向けにはよりカジュアルなゲームをサポートする可能性も考えられます。ある意味では、GoogleがSteamのようなプラットフォームを目指し始めたのかもしれません。

「Google Play ゲーム」デベロッパー向けのページはこちらから

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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