[PR]ゲームも対象の「JLOX+補助金」相談コーナーがBitSummitに設置。ローカライズや海外イベント出展費用に対する半額を最大2,000万円まで補助

VIPO(ヴィーポ、特定非営利活動法人 映像産業振興機構)は、日本のインディーゲームの海外展開を支援することを目的に「BitSummit Drift」(開催:2024年7月19日[金]ビジネスデイ)にてJLOX+補助金の個別相談会を実施します。

JLOX+補助金は、「海外向けのローカライゼーション&プロモーション支援」「プリプロダクション支援」の2点でコンテンツ制作者を支援するもので、経済産業省による令和5年度「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業(コンテンツ産業の海外展開等支援)(JLOX+)」の一環として提供されるものです。

なお、本記事の内容は6月20日に実施されたセミナー「「知らなかったでは済まされない、日本・世界のゲーム産業政策の現況と活用法」の資料から抜粋してご紹介しています。

https://www.igda.jp/2024/05/31/14697/

海外向けのローカライゼーション&プロモーションの費用を半額補助

ひとつめの補助内容は、海外向け出展とローカライズの費用です。海外イベントに出展する際は渡航における航空券代や宿泊費、現地での会場費や施工費・スタッフ費用、広報宣伝が対象となります。ゲーム開発においては、ローカライズに関する費用が対象です。

1案件につき最大2,000万円、申込者単位で最大4,000万円の補助となります。

たとえばアメリカ・ボストンの「PAX East」に出展したいと思ったとき、航空券代で20万円、宿泊代で10万円、ブース出展料で30万円、合計60万円かかったとすると、イベント後に半額の30万円が補助金として支払われます。(実際はスタッフや印刷代なども入れることができます)

補助を受ける場合は、事前の申し込みと審査の通過が必要です。隔週金曜日に締め切りがあり、10日ほどで結果が戻ってきます。

本補助金のひとつ前のプロジェクト「JLOX補助金」では、ゲームの採択として『幻日のヨハネ』ゲーム版が事例として公表されています。英語・中国語のローカライズ、中国のイベント「WePlay Expo」への出展、海外VTuberを活用したプロモーション活動などに本補助金が活用されました。

本作はインディーゲームではなくアニメIPタイトルではありますが、もちろんインディーゲーム開発者も申し込むことができます。


国内映像企画開発を行う事業(プリプロダクション支援)

ふたつめの補助内容は、プロトタイプ・バーティカルスライス開発費用です。名称に「映像」とありますが、実はゲームにも適用できます。作品制作のうち、パブリッシャーなどから「資金調達を行う・パートナーを獲得する」ことを目的としたプロトタイプ開発が補助されます。

対象は開発費の他、エンジンのライセンス費用、トレーラー映像制作費やコンセプトアート費用、パブリッシャーへピッチを行うための渡航費などについて、かかった費用の半額があとから補助金として支払われます。こちらは1案件につき1,000万円、1社につき2,000万円が上限です。

応募期間は年4回で、現在は第3回目の応募受付中です。

本補助金のひとつ前のプロジェクト「JLOX補助金」のゲームの事例として、「ムゲンノキリコ」というタイトルのプロトタイプ開発に活用されました。

様々な費用に活用できる「JLOX+」ですが、弱点として「法人が対象」という点があります。そのため副業や趣味としてゲームを作っている方(事業主ではない方)は使用が難しい現状があります。

合同会社であれば10万円程度から設立できますので、すゲーム開発を専業として活動している個人事業主の方は、今後ほかの補助金申請も見越してこの機会に法人化を検討されるとよいかもしれません。

海外展開やパブリッシャー獲得を目指す開発者にチャンス

相談会は2024年7月19日(金) ※ビジネスデイのみ実施ですが、担当者と直接話すチャンスです。出展者だけではなくビジネスデイ来場者も相談コーナーに申し込むことができます。BitSummitに来場される開発者の方はぜひ利用をご検討ください。

相談会の詳細はこちら

igjd

IndieGamesJp.dev Moderator

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