ゲームのビルドを盗む詐欺に要注意!パブリッシャーを騙る人間がクリエイターを狙う事態について

もくもくと開発していたゲームが、どこかのパブリッシャーに注目されることはとても嬉しいことでしょう。ところが最近、そんなクリエイターの喜びに付け込んだ詐欺が横行しています。

この状況を告発したのはKasedo Games。『WARHAMMER 40K: MECHANICUS 』などを取り扱うパブリッシャーであり、当事者としてこの問題を公式Twitterで語っています

詐欺の内容はこうです。パブリッシャーを名乗るアカウントがクリエイターに声をかけ、「そこでビルドを送ってもらえないか?」と頼みかけ、そのまま開発中のビルドを盗んでしまうそうです。Kasedo Gamesではこうした問題に対し、「私たちは公式のアドレスやソーシャルページを通す」とオフィシャルによる連絡について明言しました。

以前からメディアやストリーマーを騙ったケースや、マネージャー騙ったケースはあったそうですが、最近では、開発中のゲームの展開を考えているようなクリエイターを狙い、パブリッシャーを装う悪質なケースが出てきている模様です。

詐欺への対策をどうすべきか

ではこうしたビルドを盗もうとする相手に対して、どのように防衛する対策が必要でしょうか。

まずわかりやすいところでは、パブリッシャーを名乗る担当者が一体どんな人物か?が見えることがベストでしょう。オンライン上でやり取りする場合、顔出しで活動している方が信頼できます。

また、可能であればその担当者がこれまでに何をしてきたのかも確認できればよいでしょう。そこで会社を転々としていたり、いまいちなんの仕事をしているか分からない人であればNGで、その時点でやり取りを切り上げるべきと言えます。

広い目で見て、クリエイターがパブリッシャーとどのように付き合うか?

今回の詐欺については、やはりクリエイター側がパブリッシャーと関わることについて知識が少ないところを狙われているとも言えるでしょう。

パブリッシャーとの関係について、弊誌では過去に「Raw Fury担当者が開発者が問いかける、インディーパブリッシャーに求めるものとは。」という記事をまとめました。ここでは、悪質なパブリッシャーにも要注意することを少し言及しています。クリエイターが提出したゲームをまるで遊ばないケースや、ろくにマーケティングも行わずに90%の売り上げを持っていくなど法外なマージンを提示するようなケースもあります。正規のパブリッシャーであっても、関係次第ではクリエイターが苦しむ可能性があるわけです。

インディーゲーム開発が広まっている時代、クリエイターがビジネス展開について疎いところを狙った不都合な関係を避けるためにも、大事なパブリッシャーとの関係についてリテラシーを上げていくべきだといえます。

葛西 祝

ジャンル複合ライティング業者。ビデオゲームを中核に、アニメーションや映画、アートから文学、時に格闘技に至るまで多様なジャンルを横断して執筆している。 公式サイト:http://site-1400789-9271-5372.strikingly.com/

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